今回は映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』を見てきたので、あらすじ・感想・評価・考察などをネタバレ有でご紹介したいと思います。
2019年に公開された映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』の続きとなる原作8巻を原作としたアニメ映画です!
こんな人に読んでもらいたい!
- 映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』をまだ見ていない人
- とりあえずどんな作品かを知りたい人
- 映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』は、映画館で見るに値するかを知りたい人
この記事を読んで戴ければ映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』の魅力を知れるだけでなく、きっと映画館に見に行きたくなることでしょう。
【追記】映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』の映像ソフトはコチラ。
映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』のあらすじ【ネタバレ有】
高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。
三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。
「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」
それは花楓にとって大きな決意。
極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。『かえで』から『花楓』へ託された想い。
二人で踏み出す未来への物語。
『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』のストーリー
さて、おおまかなストーリーですが―――
高校二年生の三学期。主人公・梓川咲太は妹の花楓から進路についての相談を受け、咲太・花楓・カウンセラー・父親との四者面談をすることに。
そこで花楓は「お兄ちゃんと同じ高校に行きたい」と言い出します。それを応援する反面、受からなかったことも考慮してアレコレ動き出す咲太。
無事願書も提出し、試験へと望んだ花楓でしたが……体調が悪化。途中で試験を放棄してしまうことに。
その最中、花楓は自分の中にずっとあった気持ちを咲太にぶつけます。なぜ同じ高校に行きたいと言い出したのか。それを知った咲太は、自分の気持ちも伝えることに。
そして「かえで」とは違う別の道を「花楓」に提示する咲太。果たして花楓は、どの道を選ぶのか―――
―――ってカンジですかね。
前提として「青春ブタ野郎シリーズ」を知らないと面白味が半減してしまうことは間違いない映画ですね。。。まぁそりゃそうだって話です。
全部を見ておく必要はないかもしれませんが、最低でも「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」の話を知らないとダメですので、そこだけはしっかりとアニメで見てからが良いでしょう。
映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』の感想・評価・考察【ネタバレ有】
ココからは実際に映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』を見てきた私の感想や評価、考察などをネタバレ有で語っていきたいと思います。
「花楓」の中にあった葛藤にグッとくる泣
言わずもがなこの「青春ブタ野郎」シリーズは、「思春期症状群」と呼ばれるオカルト的な現象がメインとなっています。
そして今作のヒロインである「花楓」もその「思春期症候群」に感染?してしまっているわけですが……この話のメインとなる部分はそこではなかったです。
今作のメインは「「花楓」の中にあった葛藤」ですね。
その葛藤とは「周りのみんなは、自分より「かえで」に居てほしかったんじゃないか?」という気持ちです。
だからこそ「花楓」は「お兄ちゃんと同じ高校に行きたい」と言い出すんです。それが「かえで」が日記に残していた「願い」だったから。周りの望む「かえで」にならないといけないって。
とてつもなく切ない話ですよね。。。「花楓」からしたら、口にすることも難しい話だったと思います。それを聞いた瞬間、私は思わず涙がこぼれてしまいました。
そしてその思いを聞かされた咲太もまた、とてつもない気持ちだったことでしょう。
もちろん「花楓」より「かえで」に居てほしかったとは思っていないでしょう。
ですが「かえで」に消えてほしかったとは思ってないでしょうし、そんなことを「花楓」に思わせてしまっていた自分に対しての怒りもあったと思います。
だからこそ、咲太が自分の「かえで」と「花楓」に対する正直な気持ちを伝えることが出来て良かったと思います。やはりちゃんと「話す」ことをしないと伝わりませんからね。
「みんなと同じ」ではない、別の道
「かえで」が「お兄ちゃんと同じ高校に行きたい」と願ったことが一番の理由ではありますが、「花楓」自身もまた「普通の高校」を望んだに違いありません。
特に「不登校」という「みんなと同じ」ではないことを経験してしまったことで、より「みんなと同じ」を求めてしまったということだと思います。
ですが咲太の気持ちを知った「花楓」は、ラストシーンで「みんなと同じ」ではない道を進む決断をするんですよね。。。ココが凄く良かったです。
もちろんスイートバレットのリーダー・
実際に私が中学3年生の時に「普通の高校に行く」以外の選択肢はなかったです。別に行きたいから行くわけではなく「みんなと同じ」を選んだ結果でした。
今にして思えば「もっと将来のことを考えて道を選ぶべきだった」と後悔していますが……やはりあの頃にそういった決断は出来ませんでした。恐らく同じ思いの人も多いことでしょう。
ですが「花楓」は、嬉々として幼馴染である鹿野 琴美に通信制の学校について語っているんですよね。。。そんな前向きな「花楓」を見て、グッとくるものがありました。。。って涙もろいですね私w
キチンと続編の伏線が張られていた笑
実は今作の映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』は、製作発表の際に続編となる『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』の制作の発表されていたんですよね。
なので映画冒頭から『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』の伏線となるランドセルを背負った小学生バージョンの桜島 麻衣が登場します笑
ぶっちゃけ先を知らない人からすると、いきなり出てくる展開なので「どうなの!?」ってなるかもしれませんね。。。まぁそのシーンは夢でしたけど。
因みに小学生バージョンの桜島 麻衣は、長谷川昴でなくても「小学生は最高だぜ!」と言いたくなるレベルでした笑 ロリコン待ったなしです。
もちろん最後の最後、エンドロール後のオチの部分ではしっかりと登場します。そんな続編となる『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』は2023年12月公開予定です。
そちらもかる~くネタバレすると、まぁいわゆるパラレルワールド的な話ですね。小学生バージョンの桜島 麻衣は水先案内人ってカンジです。
こちらも楽しみですね。もちろん見に行きますので、その時はまたレビュー記事を書きたいと思います。
レビューを書きました!こちらです。
【まとめ】ファンの為の作品ってカンジでした!
いかがでしょうか。アニメからの映画ということもあって、映画よりはテレビアニメスペシャル?みたいな展開であり、そして終わり方な映画でした。
なのでこのシリーズが好きで追いかけているファン以外の人からすると、少し物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、私自身はファンなのでかなり面白かったです。
もうね、映画を見た後にそのままの勢いで神奈川県の藤沢に行きたくなってしまいましたよ笑 まぁ多分行きますね、間違いなく。聖地巡礼した際は、それはそれで別途記事にしますのでお楽しみに。
ともあれ、まずはアニメを全話見て、映画館へレッツゴーしてください笑
【追記】映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』の映像ソフトはコチラ。
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