今回は映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を見てきたので、あらすじ・感想・評価・考察などをネタバレ有でご紹介したいと思います。

興行収入が前作『黒鉄の魚影』を超える勢いと報じられている本作は、新情報続出のストーリーでした!
こんな人に読んでもらいたい!
- 映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』をまだ見ていない人
- とりあえずどんな作品かを知りたい人
- 映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、映画館で見るに値するかを知りたい人
この記事を読んで戴ければ映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の魅力を知れるだけでなく、きっと映画館に見に行きたくなることでしょう。
【追記】映画『劇場版 名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の映像ソフトはコチラ。
映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』のあらすじ【ネタバレ有】
北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告場が届いた。今回怪盗キッドが狙うのは、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だという。ビッグジュエルを追い求めるキッドが、なぜ刀を狙うのか…?
一方、西の名探偵・服部平治とコナン達も、函館で開催される剣道大会の為に現地を訪れており、犯行予告当日、平次がキッドの変装を見事見破り追い詰めるが…!?
時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、”死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。
それは、当時、日本の敗色濃厚だった戦況を一変させるほどの強力な兵器だという噂も…そして、そのお宝とキッドが狙う刀はどうやら関係があるようで、刀を狙うキッドに対し、謎の”剣士”の影が迫り…
天下分け目のお宝争奪バトルミステリー、今、その幕が上がる―――!
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』のストーリー
さて、おおまかなストーリーですが―――
函館にある斧江財閥の収蔵庫に怪盗キッドから予告状が届く。たまたま北海道に来ていたコナン・服部平次は、キッドを追い詰めるも逃げられてしまう。
キッドが狙っていたのは、斧江家初代当主が残した隠し財産。それを巡ってキッド・斧江財閥三代目当主・武器商人の三つ巴の争いに。
その争いは函館の市民を巻き込むような展開に陥るも、コナン・服部平次は、キッドと協力してその全貌を掴んで事態を収拾。エンディング。
―――ってカンジですかね。
今回はあまり推理を披露するような展開が少なく、メインは「隠し場所を探す」という、過去作「迷宮の十字路」のような展開だったと言えるでしょう。
映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の感想・評価・考察【ネタバレ有】
ココからは実際に映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を見てきた私の感想や評価、考察などをネタバレ有で語っていきたいと思います。
今回の主役は服部平次だけど……
今回は「土方歳三にまつわる刀」ということで、主役は服部平次……かなぁ?ってカンジです 笑
刀でのバトルシーンが随所に盛り込まれているので、過去作『迷宮の十字路』同様で平次の見せ場だらけなだけでなく、和葉との恋愛にも決着が!?って展開なんです。
なので服部平次推しな人からすると、たまらない映画になっていると思います。
ですが……ぶっちゃけそれ以外の部分にかなり重要な要素―――本作品では語られていない情報が解禁されていて、コナンファンからするとそっちに気を取られてしまうことでしょう 笑
ストーリー自体は十二分に面白かったですが、下手したらストーリーそっちのけにもなりかねない情報が盛り込まれていましたからね。
そのあたりについては下記に記載します。
「土方歳三にまつわる刀」の扱いが微妙
本作は「土方歳三にまつわる刀」の争奪戦から始まるストーリーなのですが、結果として扱いがかなり微妙だったなと感じでしたね。
「土方歳三にまつわる刀」として全部で7本の刀が登場し、これらが隠し財産の場所を示しているっていう展開なのですが、まずメインとなる刀―――「星陵刀」が最後まで出て来ません 笑
さらに残り6本の刀についても、確かに刀自体にもメッセージが隠されていましたが、それよりも「刀と共に残されていたモノ」の方が重要なんですよ。
なので別に刀である必要があまりないので、完全に服部平次を活躍させるためだけのアイテムとして「刀」を使ったってだけなのでは?って感じました。
隠し財産の場所がわかりやすくないか?って話
今回隠し財産を探す上で重要な要素が「高度」だったんですが、それが正直どうなの?ってなりました。
そもそも「高度」を必要とする時点で、隠し財産のある場所は「ある程度高度のある場所」に限定されてしまうわけですから、そこ以外はあり得ないのでは?ってなるからです。
となると具体的な場所はわからないにせよ、探し出すことはそれほど難しくなかったはずなんですよ。
そう考えると壮大なように見えて、結構わかりやすい場所だったなぁと感じます。結構いろいろと暗号を作ったわりの場所でしたね。
「ある作品」から特別ゲストが登場!
刀でのバトルシーンが多かったこともあり、本作品では「ある作品」から「剣士」が特別ゲストとして登場しました。
それは「YAIBA」ですね! 「名探偵コナン」原作者・青山剛昌先生が以前に手掛けた漫画「YAIBA」から特別ゲストが参戦してくれました。
まずは「沖田総司」。
こちらは既に「名探偵コナン」の方に出演している準レギュラーなんですが、実は「YAIBA」に登場していたキャラなんです。
「YAIBA」で沖田総司は、新選組・沖田総司の6代目として登場し、初代沖田総司の三段突きを上回る「五段突き」を駆使していました。今回の作品においても、この「五段突き」を披露しています。
そしてもう1人―――それは「鬼丸 猛」です!
「YAIBA」において主人公・鉄刃のライバルキャラであり、ラスボスですね。沖田総司と同級生?っぽかったので、最終回あたりの鬼丸だと思います。
いや~まさか鬼丸が出てくるとは思いませんでしたよ 笑 これなら主人公の刃が出てくる可能性も上がったのではないでしょうかね 笑
因みに名探偵コナンの原作では、沖田総司の思い人が刃の妹・諸羽ということで写真登場しており、その兄が好敵手ということで、シルエット登場しています。まぁOVAではがっつり登場してますが 笑
ともあれ要注目です!
全てを持って行った情報解禁
上記にも記載しましたが、本作品では原作では語られていない情報が解禁されました。
こちらはネタバレがひどくなるので詳細は避けますが、それは「なぜ工藤新一と怪盗キッドが似ているのか?」についてです。
今までは単純に「青山剛昌先生の描く主人公だから似ているだけ」だと思われていたところに、ちゃんとした解釈がついたんですよ。
流石にびっくりしました。ぶっちゃけ後付けもいいところです 笑 ですがまぁ無理のないレベルの追加設定だったと思います。
そして死んでいたと思われていたあのキャラが、実は生きていた!という情報です。
まぁこちらは死んでいない説が有力だったのでそれほど驚いてはいませんが、まさか登場するとは思っていませんでした。
途中までは犯人かも?と思っていたほどに怪しいキャラが、実は変装していた彼だったとはね。。。マジ驚きました。
しかも白ではなく黒スーツ姿とはね! 彼を黒幕説とする考察もあるので、今後の登場には期待が持てるかもしれません。
この辺りの情報解禁は、本作品の最後の最後に行われたので、ホント全部持っていかれた感がありますね……今回のストーリーを忘れてしまいそうなレベルです 笑
是非見るときはご注意を。
【まとめ】 コナンファンは是非見るべしな作品でした!
いかがでしょうか。新情報の解禁やも含めて、十二分に見る価値の高い作品だったと思いますが、特に映画だけでなく、コナンをずっと追いかけているコナンファンの人は是非見るべき作品ですね。
これほど重要な情報を映画で解禁してくるとは思いませんでしたから。今後はこういった情報解禁を映画でするパターンは増えてくるのかもしれませんね。
ともあれそれらも含めてとにかく内容の濃い作品でしたので、是非見て頂きたい作品でした。
【追記】映画『劇場版 名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の映像ソフトはコチラ。
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