今回は映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を見てきたので、そのあらすじや感想・評価・考察・原作漫画との違いなどをまとめたので、ネタバレ有でご紹介したいと思います。

『るろうに剣心 最終章 The Final』が大分原作とは違いましたからね。。。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はどうなの? って気になってる人も多いことでしょう
こんな人に読んでもらいたい!
- 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をまだ見ていない人
- 原作漫画との違いを知りたい人
- 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を映画館で見るに値するか知りたい人
この記事を読んで戴ければ『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の魅力を知れるだけでなく、きっと見に行きたくなることでしょう。
『るろうに剣心 最終章 The Final』のレビュー記事はこちら。

【追記】『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の映像ソフトはこちらです。
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のあらすじ【ネタバレ有】
究極のクライマックスー。「るろうに剣心」のすべてがここに。アクション感動超大作、二部作連続公開!
「剣心にとって最も大事なエピソード。これをやらずに、るろうに剣心は終われない」と覚悟を決めた製作陣が挑んだファン待望の最終章!
剣心に復讐するため、東京を総攻撃するシリーズ最恐の敵・縁。これまでのるろ剣オールスターが集結し、剣心のため、新時代のため、最後の戦いへ挑む究極のクライマックス「The Final」。
さらに、戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた〈十字傷の謎〉に迫る「The Beginning」へと続いていく。「The Final」で明かされる、剣心が斬殺した妻・巴の存在。
剣心はなぜ〈不殺の誓い〉を立てたのか?そして剣心はなぜ妻を斬殺しなければならなかったのか?「るろうに剣心」の始まりと終わりを描く、時空を超えた二つのアクション感動超大作が2021年GW、遂に幕を開ける!
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のストーリー
さて、大まかなストーリーですが―――
影の人斬りだった剣心。殺害現場を見られたことから巴と共に暮らし始めるも、池田屋事件が勃発して巴と共に農村で暮らし始める。
そこへ縁が剣心暗殺計画の使いとしてやってくる。
加担していた巴だったが、それを阻止すべく剣心の元を去る。それを追いかける剣心。結果として巴の命と引き換えに返り討ちに。
その後、桂小五郎の指示で表舞台に立つこととなり、鳥羽伏見の戦いを経て「るろうに」となる。
―――ってカンジですかね。
原作を読み込んでいる人からすれば『るろうに剣心 最終章 The Final』の方はかなり原作との違いが目に付いた感じでした。
しかしこの『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、どちらかと言えば「そのまんま」と言える感じでしたね。
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の感想・評価・考察・原作漫画との違い【ネタバレ有】
ココからは実際に『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を見た感想や評価・考察と、気になった原作漫画との違い・差異などをネタバレ有で語っていきたいと思います。
とにかく血しぶきが凄かった笑
この『るろうに剣心』の実写版シリーズは結構ありますが、総じて剣心は不殺(ころさず)の精神を掲げていて逆刃刀を使っているので、どちらかと言えば打撃で相手を駆逐していました。
しかしこの『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は剣心が緋村抜刀斎の頃―――つまり人斬り抜刀斎の頃の話になるので、真剣でバッサバッサと人を斬り殺しているのですよね。。。
なのでとにかく血しぶきが凄い。
巴が劇中で「本当に血の雨を降らせるのですね」なんてシーンもありますけど、まさにその通りでとにかく血だらけw
一体多数の斬り合いを得意とする飛天御剣流を大いに振い、片っ端から画面全体を血だらけにしていくその姿についつい目を背けてしまった女性の方も多かったのではないでしょうか。
アクションというよりはヒューマンドラマ
『るろうに剣心』の実写版シリーズはワイヤーありきのアクションが見どころの1つ―――というか最大の見どころであり、それをウリにしている作品群だと思います。
ですが、この『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はヒューマンドラマとして見た方が良い作品かと思います。
何せ後半は全くと言っていいほどバトルシーンがありませんからね。。。
前半の最後の方で沖田総司とのバトルはあったものの、その後は闇の者とのバトルシーンまでバトルがないです。
さらにその闇の者とのバトルもほぼ一対一だったので、大勢をバッタバッタとなぎ倒すなんてシーンはありませんでした。
なのでアクションを要求して見ると物足りなさを感じてしまうことでしょう。
だからこそヒューマンドラマとして見るべきだと言いたいんです。
伝説の人斬りと呼ばれた人間が、どんな人生を経て「不殺」を掲げるようになったのか。その過程を楽しむヒューマンドラマです。
また、歴史ものとして見るのもアリですね。桂小五郎やら新選組、そして池田谷事件など、歴史が好きな人からすれば胸躍ること間違いなしですから。
原作漫画との違い
この『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では、さほど原作漫画との違いがありませんでしたが、全くないわけではなかったです。
私が気付いたところをまとめます。
- 序盤の登場シーンは完全オリジナル
- 剣心寝ている自分に服をかけてきた巴を斬り殺してしまいそうになるシーンと、巴の前で安心して眠るシーンの順番が反対
- 池田屋事件での沖田総司とバトルは原作にない
- OVA版では桂小五郎が「緋村という刀の鞘になって欲しい」というシーンがあるが、実写版では巴自身の発言で「鞘が必要」と言っている(原作にはないオリジナル)
- 「抜刀斎」と呼ばれるのは表舞台に立ってからだったはず
- 原作では、ここで新井赤空は登場しない
- 原作では、辰巳は刀を使わない
- 十字傷はOVA版を採用してる(巴が自分の意思で傷をつけている)
とはいえ『るろうに剣心 最終章 The Final』とは違い、概ね原作に準拠と言っていい展開でした。
メインのシナリオは崩さずに肉付けしつつも、無理のない展開へと持っていきつつ矛盾や無理を排除していったってカンジですかね。。。原作ファンから見ても納得の構成だったことでしょう。
【まとめ】比較的原作を忠実に再現出来ている珍しい実写版
いかがでしょうか。原作が漫画やアニメの実写版映画というのは数ありますが、この『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は比較的原作に忠実な実写版でした。
もちろん実写では表現できない部分については改変されてはいます。
しかし上記にも書いた通りでヒューマンドラマとして見れば、漫画を読むのとこの実写版を見るのとで受ける印象はほぼ同じだったと思います。
なので原作の熱狂的なファンが見ても、それほど「原作とは違う!」とイライラすることなく、すんなり受け入れられることでしょう。少なくとも私は受け入れられましたしね。
まぁ逆に原作を知らない人が見ると、あまり面白くなかったと感じる人もいるかもしれませんね。。。
なので『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を見に行くなら、是非とも原作漫画を読んでから見に行くことをおすすめします。
【追記】『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の映像ソフトはこちらです。
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