【レビュー】映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』あらすじ・感想・評価など紹介【ネタバレ有】

今回は映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を見てきたので、あらすじ・感想・評価などをネタバレ有でご紹介したいと思います。

若干にわかファンではありますが、名探偵コナンの映画は毎回見てるファンの私から見た感想・評価・考察です。

こんな人に読んでもらいたい!

  • 映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』をまだ見ていない人
  • とりあえずどんな作品かを知りたい人
  • 映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が映画館で見るに値するか知りたい人

この記事を読んで戴ければ映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の魅力を知れるだけでなく、きっと見に行きたくなることでしょう。

【追記】『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の映像ソフトはこちらです。

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映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』のあらすじ【ネタバレ有】

渋谷ヒカリエでとある結婚式が行われていた。
そこには、ウエディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿が。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事の身に危険が―――!? (中略)
時を同じくして、その連続爆破事件の犯人が脱獄。
果たしてこれは偶然なのか?公安警察の降谷零(安室透)が、同期である松田刑事を葬った因縁の相手を追い詰めるが、そこに現れた謎の仮装の人物に、首輪爆弾をつけられてしまう。

首輪爆弾解除のために安室が潜伏している地下シェルターを訪れたコナンは、3年前に今は亡き警察学校時代の同期メンバーたちと正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と渋谷で遭遇した事件の話を聞く。
やがて、捜査を進めるコナンたちを狙う不穏な影が―――ー。

失った過去と、受け継がれた現在。〈時間〉が交錯する時、祝祭のハロウィンが、狂乱の夜行へと変貌する―――!

引用:ストーリー|劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」

『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』のストーリー

さて、おおまかなストーリーですが―――

ストーリーをざっくり紹介

その昔安室透が取り逃した仮装爆弾犯「プラーミャ」が、己の保身と復讐の為に様々な策略を張り巡らせつつ爆発事件を起こしていくのを、コナンが解決する

―――ってカンジですかね。

物語の前半部分だけの詳細なネタバレは、実はWikipediaに載ってたりしますので、そちらを見るのもアリかもしれませんね笑

映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の感想・評価・考察【ネタバレ有】

ココからは実際に映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を見てきた私の感想や評価、考察などを語っていきたいと思います。

キーパーソンは「松田刑事」

この映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の超絶キーパーソンは「松田刑事」なんですよね。

彼が捜査一課に配属されてから、観覧車での爆発事件に巻き込まれて殉職するまでの1週間の間に起こったとある別の事件が、今回のストーリーの起点になります。

なので、まず松田刑事を知らないことには面白さが半減しますね。

映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を見るなら、漫画の『名探偵コナン』の36巻か、アニメの第304話の「揺れる警視庁 1200万人の人質」は絶対に見てからが良いです。

もちろんそのキーとなった事件自体は、漫画やアニメには登場してないんですけどね。。。

「実は描かれていないこの1週間の間には、こんな事件があったんだよ!」っていう、この映画を作成するにあたり、後から付け加えられた事件です。

なので……まぁ比較的無理なく後付けされている気もしますけど……流石に捜査一課に配属されて一週間の間に2件も爆弾事件に巻き込まれるっていうのは、ちょっと。。。って若干思った私はいました。

まぁ近くには犯罪都市「米花町」がありますからね。。。そう考えたら無理はないのかもしれません笑

『警察学校編』も見ておくと、より楽しめる!

上記の事件は松田刑事の他に、警察学校時代の同期だった安室透や、伊達航・諸伏景光なども登場し、犯人を追い詰めます。

なので彼らのことがよくわかる『名探偵コナン 警察学校編』の方も、事前に見ておくとより楽しめることでしょう。

もちろん上記で記載した漫画36巻・アニメ第304話にもちょっとだけ出てきますが、より深く知る方が楽しさも倍増しますね、コレは。

今回の映画の中で「アレ? こっちの事件の方が面白くね?」ってなったレベルで、この安室透や松田刑事が活躍するシーンは魅力的でした。

声優さんも豪華なんですよね。。。この同期の5人は。

『名探偵コナン 警察学校編』出演声優
キャラクター名 声優名 出演有名作(キャラ名)
安室透 古谷徹 機動戦士ガンダム(アムロ・レイ)
松田陣平 神奈延年 マクロス7(熱気バサラ)
伊達航 東地宏樹 とある魔術の禁書目録(後方のアックア)
萩原研二 三木眞一郎 ポケットモンスター(コジロウ)
諸伏景光 緑川光 SLAM DUNK(流川楓)

声優界のレジェンド・古谷徹さんはもちろんですけど、緑川光さんとか起用しちゃうって辺りもアニメ制作陣の本気度がわかりますね。

この事件の時点で、既に殉職している萩原研二は出ませんけど、それ以外の4人が活躍する爆発事件―――謎の爆弾犯を追い詰めていくシーンはマジで見どころです。

この5人が好きな人は、是非ここを楽しみに見に行くのもアリですよ。

やっぱり安室透が良いトコ持ってった笑

今回、安室透は過去に関わった爆弾犯との因縁みたいなカンジで、序盤に首輪爆弾を付けられてしまいます。

なので公安的な立場からしても爆弾を付けたままでの捜査は難しく、結果安室透は地下シェルターに隔離されて、コナンに事件を解決してもらうように依頼する―――的な展開でした。

なので「アレ? 今回、安室透はそんなに活躍しないのかな?」って思いました。。。少なくとも、序盤の段階では。

ですが最後まで見た結果―――やっぱり安室透が美味しいところを全部持っていきやがった!ってカンジでしたね笑

地下シェルターにて陰のフィクサー的な立ち位置で最後まで事件を見守るのかと思いきや、ガッツリラスト辺りで出張って来て爆弾犯とのバトルを繰り広げたりしてましたから。

まぁ今や安室透の人気は凄まじいですからね。。。流石に登場するのに活躍しないっていうのは「ファンから叩かれる!」ってアニメサイド・映画製作サイドも思ったのでしょう。

警察学校時代の同期たちの話が起点ということもあり、完全にコナンの映画ではなく、安室透の映画でした。

まぁ映画『名探偵コナン ゼロの執行人』の時もそうでしたけど、やっぱり安室透メインの話はそうなってしまう運命なのかもしれませんね。

なので安室透ファンをガッカリさせない作品にはなっていると思います。

最初からバレバレの爆弾犯

今回の犯人は「プラーミャ」と呼ばれる、世界各地で特殊な液体爆弾を用いて活動している仮装爆弾犯であり、それが誰なのか?ってことが推理のキモでした。

ですが今作は誰が犯人なのか?が、序盤の段階からバレバレでした。

結構珍しいかもしれませんね、これくらい分かり易いのは。見た大人ならフツーにわかるレベルでしたし、下手したら小学生でもわかりそうなカンジでした。

っていうか、そもそも映画用の新キャラが少な過ぎるっていうのがありましたね。

犯人になりえそうな新キャラが3人くらい?しか出てこないので、そこから絞ったら……まぁこの人だろうなって思えると思います。

個人的には起用されている声優さん的に「この人しかありえないだろ」ってなりましたね。

この声優さんがわざわざ起用されているのに、今回だけ登場のちょっとした脇役だけっていうのは「ありえないな」って思うアニオタは多いことでしょう。

まぁ上記の新キャラ3人のうち、1人はあの元・乃木坂46の白石麻衣さんですからね。。。流石に犯人役をさせるのは難しいですし、そうなると余計に。。。ってカンジでした。

なので推理モノとしての『名探偵コナン』を期待して見に行くと、ちょっとガッカリしてしまうかもしれません。

渋谷を舞台にしようと決めた上で生まれた作品じゃね?

今回は渋谷が舞台になっている作品なんですが。

私がこの作品を見た時に思ったのが「渋谷を舞台にした作品を作ろう!」ってところから生まれた作品ではないか?ってことですね。

まぁ単純な話で―――

「映画版コナンと言えば爆弾!」→「 爆発させるなら人が多いところ!」→ 「じゃあ渋谷じゃね?」→ 「渋谷ならハロウィンの時が人多い!」→ 「じゃあハロウィンがテーマで!」

―――みたいなカンジですかね。

その上で「じゃあ渋谷ならではってものはなんだろう?」ってなった時に「渋谷の高低差を利用しよう!」ってなって、そこからストーリーが考えられたカンジがします。

まぁ高低差はともかく、爆弾はすぐにわかりましたけどね……ハロウィンがテーマで爆弾を作ろうと思ったら、そりゃこれくらいしかないでしょって。。。

ただ、ぶっちゃけどうやって設置したの?ってなりましたけどね笑

流石に渋谷の道路上に設置するってちゃんと委託された業者がいるでしょうに。まぁ気にしちゃいけないところなんでしょう。

ラストはちょっと微妙かも

今作は渋谷が舞台で爆弾犯の話ですからね。。。最終的に渋谷が爆発されそうになって、それをコナンが何とかして止める!っていうのがラストです。

そんなラスト―――つまり解決方法なんですが、若干微妙だったと言わざるを得ません。

まぁ色んな人たちが協力し合ってって辺りとか、あとはコナンが萩原研二とあった時のことを思い出してこの方法をひらめいた!って辺りは良かった部分でした。

ですが……ちょっと盛り上がりには欠ける印象がありましたね。

恐らくは前作の映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』のスピード感というか、スリリングでハラハラさせられたラストと比較してしまっているんですけどね。

正直コレで止まるの?って思ったし、何かこう……ババーン!!みたいな派手なカンジはないの?って思ったりしてしまいました。

そこは少し残念でしたが「なぜこの解決方法を思いついたのか?」をコナンから聞いた時の安室透が、空を見上げるシーンは良かったです。

そこは是非見てもらいたいところですね。

【まとめ】事前にアニメ・漫画を読んでから見た方が楽しめる作品

いかがでしょうか。劇場版の名探偵コナンは、基本的に映画オリジナルストーリーなので、原作漫画・アニメを見たことない人でも楽しめるように作られています。

ですが最近の劇場版は、原作漫画・アニメに登場してるキャラクターをフューチャーして生まれてるモノが増えてきています。

劇場版名探偵コナン キャラクターをフューチャーしているモノ(一例)
純黒の悪夢 黒ずくめの組織
ゼロの執行人 安室透
緋色の弾丸 赤井秀一

主にFBI・公安・黒ずくめの組織が絡むような作品ですね。

もちろんこれらを詳しく知らなくても楽しめるように配慮はされていますが、原作漫画・アニメを見て知ってから映画を見た方がより楽しめることでしょう。

上記の感想でも書きましたが、今作の映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の場合は警察学校編、そして松田刑事が殉職した事件がらみですね。

ココを知った上で映画を見れば、10倍以上楽しく見ることが出来ることでしょう。

【追記】『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の映像ソフトはこちらです。

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