皆さんは、どこのスマホを使ってますか?
そう聞くと、ちょっと前まではdocomo・au・Softbankのどれかの名前を挙げる人がほとんどだったことでしょう。
ですが最近、この大手3社以外の名前を聞くことも多くなりましたよね。
楽天モバイルだとか、UQモバイルだとか、です。それ以外にもahamoだとか、povoだとか、LIMEMOだとかの名前もよく聞くことでしょう。
これらは、いわゆる「格安SIM」を呼ばれるものです。
みなさんは、この格安SIMをご利用でしょうか?
そう聞くと「ぶっちゃけどんなものかはよく知らない」とか「なんかスマホ料金が安くなるらしいね」くらいしか分からない人も多いのではないでしょうか。
なので今回は最近UQモバイルに乗り換えた私の体験談や、実際の使い勝手みたいなものをご紹介したいと思います。

実際にauユーザーだった私が、UQモバイルに乗り換えるまでにどういった流れだったのか、その体験談的なものをご紹介します。
こんな人に読んでもらいたい!
- 現在auユーザーで、UQモバイル乗り換えを検討されている人
- 実際の乗り換え手続きはどんな感じだったのか、知りたい人
- 格安SIMのリアルな感想が知りたい人
この記事を読んで戴ければ、au→UQモバイルへの乗り換えを検討する際の手助けになることでしょう。
【体験談】auからUQモバイルに乗り換えるまでの流れ
では実際に「なぜ私が乗り換えることになったのか」や、どんなことを調べてUQモバイルにしたのか、そして実際の手続き、そして使い勝手なんかを順を追ってご紹介したいと思います。
① 格安SIMに乗り換えようと思ったきっかけ
私は初めて携帯・スマートフォンを持ってから、ずっとauユーザーでした。
10年くらいですかね? 何となく「周りは皆docomoだからヤダなぁ。。。だったらauにするか!」くらいの気持ちで決めて、使い続けていました。
ですが近年「格安SIM」と呼ばれる単語が、テレビやネットで見られるようになりましたよね。
2021年にはもう誰もが知ってて当たり前くらいの単語でしたね。もちろん私もその言葉自体は知っていました。
ですが、それでも私はauユーザーで居続けました。
その理由は―――
- 何となく大手キャリアの方が安心じゃね?
- 「格安SIM」って何? 格安なら何かデメリットがあるんじゃね?
- っていうか今のままでも困ってないし
- っていうか手続き面倒くさいし
―――みたいなカンジで、大した考えもなくauを利用し続けていたのです。
現在も大手キャリアを利用し続けている人は「そうなんだよね~」と共感いただける理由ではないでしょうか。
ですがそうも言ってられない状況が、私を襲いました。
ええ、経済的理由ってヤツですね。
給料が安くて、お金がないんですよ。。。なので少しでも生活費―――固定費を節約しないといけない状況がやってきてしまったのです。
まぁこんなご時世ですからね。。。同じ状況の人も少なくないことでしょう。
なのでまずは通信費から見直そう!ってことで、スマホ代を安くするために格安SIMへの乗り換えを決めたんです。
② ぶっちゃけ「格安SIM」って何? 大丈夫なの?って話
通信費の見直しから格安SIMへの乗り換えを決めた私ですが。
そもそも「格安SIM」って何? 詳しく知らないんだけど……ってことに気付きます。
「今までの大手キャリアと違って、何で安いの?」とか。「どうやって手続きしたらいいの?」とか。「スマホ本体も買えるの?」とか。
とにかく知らないことだらけだったので、まずは調べることにしたんです。
その内容を、超簡単にご説明したいと思います。
格安SIMとは?
大手キャリア(docomo・au・Softbankなど)が展開している回線を借りて提供されている通信サービスを格安SIMと呼びます。
大手キャリアは―――
- 全国どこでも電話やネットが使えるように全国のあっちこっちに基地局を作ったり
- その回線を正常維持できるようにしたり
- お客様窓口となる店舗を作ったり
―――していますので、そこには人件費等を含めた莫大な費用が投資しています。
だから毎月平均1万円くらい請求されることになるんです。
ですが格安SIMはそんな莫大な費用をかけずに、全部大手キャリアさんにお借りしてサービスを提供しているので格安ってことなんです。
格安SIMの「SIM」って何?
SIMは、SIMカードのことですね。
スマホの中にはSIMカードと呼ばれるものが刺さっていて、コレがないと電話も出来ないし、外でネットも出来ません。(Wi-Fiは別)
なので大雑把に言えば。
大手キャリアも、UQモバイルやLIMEMOなども、SIMカードを売っている会社だと言えますね。
それによって電話やネットが出来るという認識で問題ないです。
そんなSIMカードは大きく分けて2種類。
- データSIM(データ通信のみ。iPadなどのタブレット端末で使用)
- 音声通話SIM(電話+データ通信。スマホで使用)
形はどこの会社が提供するものも同じものですね。
そんなSIMカードのサイズは主に―――
- 標準SIM
- microSIM(マイクロSIM)
- nanoSIM(ナノSIM)
―――の3種類ですので、注意が必要です。
「SIMロック」とか「SIMフリー」って言葉を聞いたことがあるんだけど……
「SIMカードを刺せばスマホが使えるなら、どこで買ったどんなスマホでも刺せば使えるの?」って話なんですが。
実は、そうではありませんでした。過去形です。順を追って説明します。
少し前までは、例えばdocomoと契約して買ったスマホはdocomoのSIMカードでしか利用できないという制限がありました。
これが「SIMロック」です。
スマホ自体に「このスマホはdocomoでしか使えないよ!」っていうロックがかかっていたんですね。
そんな風に大手キャリアは「自分たちの所でスマホを買って、自分達と契約してね!」というやり方をしていました。
ですが2015年5月以降、総務省がSIMロックの解除を義務化しました。
そんな「SIMロック」が解除されているスマホを「SIMフリー」と言います。
「SIMフリー端末」という言い方をすることもあります。
いつ発売されたスマホなのかにもよりますが、基本的には大手キャリアで手続きをすれば現在お使いのスマホを「SIMフリー」にすることが出来ますよ。
格安SIMのメリット・デメリットは?
次に気になるのは、格安SIMならではのメリット・デメリットですよね。
まずはメリットです。
- 料金が安い
- 品質は良い
- 今のスマホがそのまま使える
まあ何と言っても一番は「料金が安い」ですね。
大手キャリアは平均して毎月8千円~1万円くらいでしょうが、格安SIMは千円~3千円くらいがほとんどなので、今までより5千円近くは安くなることでしょう。
また大手キャリアの回線を使っているので、品質は今までと同じ高品質で利用することが可能です。
続いてデメリットになります。
- データ通信速度が安定しないことがある
- 基本的にはキャリアメールが使えない
- LINEのID検索ができない場合がある
- スマホの種類が少ない
大手キャリアの回線を借りてますから、アクセスが集中すると通信速度が遅くなったりすることがあるようです。
それにキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は、基本的には使えなくなるので注意が必要です。
契約する格安SIMによっては持ち運びが出来ることもあるので、どうしてもキャリアメールが必要な場合は、それを基準に選ぶと良いでしょう。
またLINEとのシステム連携がされていない(年齢確認が出来ない)場合も多いので、ID検索が使えないこともあるようです。
そしてその格安SIMメーカーが販売しているスマホ本体の種類が、今のところ少ないです。
大手キャリア(docomo・au・Softbank)などと比較したら圧倒的に少ないです。気に入ったものが見つからないこともあることでしょう。
ですが先程説明した通りで今は「SIMフリー」となっていますので、例えばdocomoでスマホ本体を買って、それをUQモバイルにて使うことも可能です。
今は分割購入したスマホでも契約解除に一括支払いする必要がなく、乗り換えた後もスマホ本体料金だけを払い続けることも出来ます。
なので敢えて種類の少ない中から選ぶ必要はないでしょう。
「格安SIM」には実店舗がないって聞いたけど、どこで契約するの?
格安SIMには、その会社が経営するショップはないのが一般的です。
なので契約する時は主に―――
- オンライン
- 大手キャリアのショップ
- 家電量販店
―――になるかと思います。
オンラインでは全てネット上で契約が出来る―――つまり自宅に居ながら出来るのですが、その分自分でやらなければならない操作もあって、少し複雑に感じる人もいることでしょう。
大手キャリアのショップについてですが、例えばUQモバイルはauの回線を使っていることもあって、auショップでの手続きが可能です。
ですが大手キャリア3社が全ての格安SIMに対応しているわけではないですし、昨今は事前に予約が必要だったりしますので、注意してください。
個人的には家電量販店での契約が一番だと思います。
- 格安SIM提供会社の社員がいるので、細かく対応してくれる
- 他の格安SIMにも精通している人がいたりするので、どの格安SIMが良いか相談に乗ってくれる
- 家電量販店ならではのサービスが受けられることもある
なので実際、私は大手家電量販店にて契約をすることにしました。
格安SIMを提供する会社って、どのくらいあるの?
「じゃあどこの格安SIMにしようかなぁ……」ってなった時に、格安SIMってどのくらいあるのか?ってことは知りたいですよね。
調べてみたところ、約20~30社くらいあることがわかりました。
その中でも有名なところだけを抜粋してご紹介します。
- ahamo
- povo
- LIMEMO
- UQモバイル(UQ mobile)
- ワイモバイル(Y!mobile)
- 楽天モバイル
- イオンモバイル
- HISモバイル
- マイネオ(mineo)
- J:COM
- OCNモバイル
この辺りが、実際に私が格安SIMに乗り換えるにあたって調べたことになりますね。
③ 悩んだ結果、UQモバイルにした理由
そんな基礎知識を知った後に「じゃあどこにするかなぁ……」って話になることでしょう。
私もそうなって、それぞれの格安SIMの料金プランやサービスを調べました。
そして結論として、私は「UQモバイル」と契約することにしました。
その根拠というか、理由について細かくご紹介します。
まずは利用条件を決めた
まずは料金プランを決めるにあたり、私がどのくらいスマホを利用するのかについて考える必要がありました。
私の場合、今まで使っていたauのスマホは―――
- 通話は0~21時までは通話し放題
- 3Gまで高速通信
―――のプランでした。(オプションは何個かついてます)
比較的安いプランではありましたが、それでも月々9千円近く支払ってました。
そんなプランでの今までの利用状況を振り返り、その上で自分なりに出した利用条件はこちらです。
- データ通信は3G程度でいい
- 5~10分通話無料でいい
データ通信は、今住んでいる部屋にネットを引いているのでWi-Fiが飛んでますし、外で動画とかを長時間見るようなこともないので3Gあれば十分。
通話に関しては、ちょこちょこ仕事関連で10分程度の話すことはありますが、長電話は基本的にしないので5~10分の通話無料で問題ない―――という判断です。
まずはこの利用条件を満たすようなプランのある格安SIMを探すことにしました。
比較的有名な格安SIMに絞った
次にそれぞれの格安SIMの評判をネットで調べてみました。
するとデメリットにあった「データ通信速度が安定しない」という書き込みが多く見られ、それらは比較的マイナー(テレビCMとかやってない)な格安SIMに多いことが分かりました。
その上、マイナーであればあるほどにオンライン対応のみだということも判明。
私は「家電量販店での契約」を考えていたので、比較的有名な格安SIMに絞ることにしました。
安さ重視にしようとも考えたが、口座引き落とし不可だったので除外
一番最初に考えた格安SIMは「povo2.0」でした。
基本的に0円スタートで、様々なオプションを組み合わせるタイプのプラン体系なので、料金を本当に切り詰めることが出来る「安さ重視」の選択肢です。
ですが調べていくうちに分かったのが、povo2.0は「クレジットカード払い」のみだったのです。
格安SIMにはこういった「クレジットカード払い」のみ―――つまり「銀行口座からの引き落とし」不可なものが結構あるので注意が必要です。
私はクレジット払いしたくない人なので、除外することにしました。
私と同じようにクレジット払いしたくない人は、そこもちゃんと確認した方がいいですよ。
一般的にはオンライン対応のみの場合はクレジット払いのみのことが多いみたいです。
さまざまなメリット考慮して、UQモバイルに決めた
そんな上記の条件―――
- 3G程度のプランがある
- 5~10分の無料通話オプションがある
- 比較的有名な格安SIMである
- 口座引き落としが可能
- 家電量販店での契約が可能
―――にて絞り込むと、3~4社程度になりました。
その上で、様々なメリット考慮した上でUQモバイルに決めました。
そのメリットはこちらです。
- 絞り込んだ中で比較した結果、一番安かったから
- 違約金・解約手数料がかからないから
- au ID・au PAY・au WALLETポイントが引き継げるから
- 何かあった時、今まで利用していたauショップで対応してもらえるから
まず料金プランですが【くりこしS5G/増量/かけ放題10分】のプランです。
項目 | 名称 | 金額 |
---|---|---|
基本プラン名 | くりこしS5G | 1,628円 |
割引 | 自宅セット割 | -638円 |
オプション | かけ放題10分 | 770円 |
増量オプションⅡ | 0円(13ヶ月無料。以降550円) | |
合計 | 1,760円 |
絞り込んだ格安SIMの中でを比較した結果。
部屋にネットを引いているから【自宅セット割】が適用されたので、UQモバイルの1,760円が私にとって最安値となりました。
またauからUQモバイルへの移行の場合は、違約金や解約手数料(最大17,000円ほど)がかからないことも決め手でした。
その代わり他のキャリアからの乗り換えの時にもらえる「キャッシュバックキャンペーン」は適用されれないですけどね。
そして現在のスマホで利用しているauIDをそのまま使えるのも大きかったですね。
auIDにはPontaポイントが紐づいているので、今まで貯めたPontaポイントをそのまま使えますからね。ポイント運用とかもやっていたので、今まで通り且つまとめて管理できるのが良かったんです。
というわけでUQモバイルに決めた私は、現在使用しているスマホを持って家電量販店へと行きました。
④ 実際に家電量販店でUQモバイルを契約してきた
UQモバイルとの契約を決めた私は、家電量販店へと向かいました。
契約に必要なモノはこちら。
- 現在使用しているスマホ(新規でスマホを買う場合も持っておく方がいい)
- 運転免許証(身分証明書)
- キャッシュカード
これらを持って私が向かった家電量販店は、ケーズデンキさんです。
UQモバイル担当の人に案内してもらい、手続き開始。
対応してくれた人が結構業界に詳しい方だったので、オンライン(ネット)の説明文だとわかりにくい細かい説明を受けることが出来ました。
所要時間は1時間くらい。auからUQモバイルの場合は、MNP予約番号が必要ないので手続き時間が短いようです。
他のキャリアからの場合は、その場で電話にてMNP予約番号を取る手続きをしますので、これが結構時間がかかります。土日の場合は30分以上かかること良くあるそうです。
さらにオンライン手続きとは違い、その場でSIMカードを刺してもらえるのですぐに利用可能なところも良いですね。
手続き終了後は、ケーズデンキならではのキャッシュバックを受けることが出来ました。
それがこちら。
- ケーズデンキでの割引 20,000円分
- 商品券 17,000円分
会社や店舗によってキャッシュバックの種類が違うと思いますので、事前に確認してから契約手続きをするのもアリだと思います。
因みに「キャッシュバックはオンライン手続きが一番もらえる」と言われていますので、最大限のキャッシュバックを受けることを第一に考えるなら、オンラインがベストかもしれません。
まぁ私の場合は、直接手続きをしてもらいたかった・すぐに利用したかったので、家電量販店にしましたけどね。
ケーズデンキでの割引は、その場で買い物をすることが20,000円引きの条件だったので、後日郵送される商品券17,000円をもらうことにしました。
こうして私はauユーザーからUQモバイルユーザーになりました。
⑤ 実際にUQモバイルの使い勝手はどうなの?
では実際にauからUQモバイルになって使い勝手はどうなのかという話です。
結論から言えば「現在のところ、何の違和感もなく、今まで通り使えている」ですね。
「混雑時には通信状況が悪くなることもある」と言われていましたが、利用していて不快に感じるようなレベルで通信状況が落ち込んでいると感じることはないですね。
ただこれは利用する場所によるみたいです。若干都心部から離れると、ネットがかなり繋がりにくくなるといったことも多いとのこと。
ただ今年の秋にはUQモバイルのエリアが拡大されるそうなので「とにかく通信が遅くなるのはイヤ!」って人は、秋まで待つのも良いかもしれません。
通話に関しては、ノイズ・雑音が聞こえるといったようなことや、繋がらないといったこともありません。
料金の確認等も、今まで「My au」にログインしていたのが「my UQ mobile」になっただけで、 ログインにつ使うau IDやパスワードも変わらないですしね。
敢えて言えばですが、私の場合は通話が今まで「ほぼかけ放題」だったが「10分だけ」になったので、気を付けないと通話料がとんでもないことになるってことぐらいでしょうか。
【まとめ】自分だけ損しない為にもご検討を!
いかがでしょうか。実際の私が乗り換えた流れを見て戴けたと思います。
どうしたって新しいモノ・サービスって不安があるので中々手が出せないって人も多いでしょうし、「困ってないから今まで通りいいや」と面倒くさがってそのまま……って人も多いことでしょう。
ですが、今回私が乗り越えてみて思ったこと。
それは「私の欲しいサービスに対して、今まで契約しているサービスはその範囲が過剰だった。その過剰分、無駄に料金を支払い過ぎていたんだな」ということでした。
リアルな私の通信事情で言えば、使い勝手や利用サービスの品質が同じなのに、ざっくり月9,000円→2,000円になったわけですからね。
年間で84,000円も通信費が安くなるって……やばいですよね。私と同じようなレベルでお得になる・損しなくなる人も出てくることでしょう。
まずは相談してみるといいですよ。
家電量販店に行けば、確実に詳しい人がいっぱいいらっしゃいますからね。色々話を聞いてみるところからスタートして損しない選択をしていただけると幸いです。
コメント