今回は映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』を見てきたので、あらすじ・感想・評価・考察などをネタバレ有でご紹介したいと思います。
意外に歴史モノも行けちゃうので、勢いで見に行っちゃった私がいました笑
こんな人に読んでもらいたい!
- 映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』をまだ見ていない人
- とりあえずどんな作品かを知りたい人
- 映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』は、映画館で見るに値するかを知りたい人
この記事を読んで戴ければ映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』の魅力を知れるだけでなく、きっと映画館に見に行きたくなることでしょう。
【追記】映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の映像ソフトはコチラ。
映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』のあらすじ【ネタバレ有】
政略結婚で結ばれた、恰好ばかりの織田信長(木村拓哉)と密かに信長暗殺を目論む・濃姫(綾瀬はるか)は、全く気が合わない水と油の関係。
ある日濃姫の祖国で内乱が起こり父が命を落とす。
自身の存在意義を失い自害しようとする彼女に、再び生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。そんな信長もまた、大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫だけには弱音を吐く。
自暴自棄になる彼を濃姫は鼓舞し、二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜く。これをきっかけに芽生えた絆は更に強くなり、いつしか天下統一が二人の夢となる。しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非常な”魔王”へと変貌してゆく。
本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦なく<本能寺>へと向かっていく。<魔王>と恐れられた信長と、<蝶>のように自由を求めた濃姫。
激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた、”本当の夢”とは―――。
『THE LEGEND & BUTTERFLY』のストーリー
さて、おおまかなストーリーですが―――
政略結婚した信長と濃姫。濃姫の父・斎藤道三が亡くなったことで生きる意味を失った濃姫だったが、信長と共に美濃を取り戻す。
さらに上洛し、天下統一の為「魔王」となった信長だったが、濃姫の存在が信長を「人」へと戻していく。
魔王ではない信長など必要ないと明智光秀が謀反。病気で亡くなった濃姫と共に、信長は本能寺にて自害する
―――ってカンジですかね。
政略結婚で出会ったところから亡くなるまでの、信長と濃姫2人の生き様というか「人生」を見る映画ってカンジでしたね。
これほどまでに信長と濃姫の2人をフューチャーした作品を見たことがなかったので、新たな一面を見ることが出来て、本当に面白かったです。
映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の感想・評価・考察【ネタバレ有】
ココからは実際に映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』を見てきた私の感想や評価、考察などをネタバレ有で語っていきたいと思います。
イメージと違うかも?な織田信長
この映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』を通して見て、何よりも思ったこと―――
それは私の中にある「織田信長」のイメージとかなりかけ離れていたことでした。
幼い頃は「ガキ大将」
織田信長というと幼い頃は「尾張の大うつけ」と呼ばれるほどに奇天烈な言動が目立った人物でした。
その解釈がこの映画だと「ガキ大将」みたいなカンジで表現されているんです。
何も知らない、何の努力もしてきてない、まさにお山の大将。悪ガキというか、ホント子供っぽいイメージがとにかく強いキャラクターでした。
私個人のイメージだと「意外と思慮深く、人とは違うものが見えている人」ってカンジだったので、序盤から「ん?」って感じてしまいましたね。
意外とメンタルが弱い
その後信長は「我、人にあらず!」と高々に声を上げ、「魔王」として戦に次ぐ戦を繰り広げていくわけですが。。。
途中で酔っぱらった信長が、まるで戦を始めてしまったことを後悔しているかのような発言し始め、さらには濃姫に対して「お前が勧めたんだろうが!」みたいな発言をするんです。
この辺りは大分イメージと違うなぁと感じる人も多いのではないでしょうか。
あくまで私個人のイメージではありますが「織田信長」といえば、まさに「魔王」。強靭な精神力を持ち、決して揺れ動くことのない狂気に満ちた信念を持って戦をしていたイメージでした。
ですがこの映画の信長は、まるで「俺は魔王なんだ!」と自分自身に言い聞かせていてメンタルを保っているのではないかと思わせるくらいの「人」でしたね。
その他にも随所で「織田信長」っぽくないと思わせるシーンが多々ありました。
正直この辺りは好みというか、賛否両論だと思います。
私個人は「信長も人間だったんだな」とリアリティある解釈で「アリかな」と思う反面、「織田信長」という人物は「普通の人とは違う存在」であって欲しいと思う願望が入り混じる感じですかね。
皆様はどうですか?
序盤は完全に「濃姫」が主役のシナリオ
映画は、濃姫が信長へと嫁いでくる―――政略結婚するところからスタートするのですが。
とにかく序盤は、完全に「濃姫」が主役の展開で物語が進んでいく印象でしたね。
上記にも記載した通りで、政略結婚した頃の信長は「ガキ大将」。何の苦労も努力もしてこなかった、ただのガキンチョで、片や濃姫は様々な努力をしてきた人間。
そりゃ何をやらせても信長は濃姫には勝てない―――完全に信長は濃姫を際立たせる為の脇役ぐらいの扱いでした笑
初夜に刀の鞘で尻を叩かれる信長って何なんですか?笑 どんな特殊プレイですか笑 後のインタビューで聴いた話だとガチで痛かったらしいですね。
それはさておき、その後も濃姫は大活躍!
「桶狭間の戦い」に挑む信長に助言して勝利を呼び込んだり、美濃を取り戻した矢先に信長に上洛を促したりね。
その辺りまで見た私は「ああ、この映画は「皆が知る信長の活躍は、実は濃姫が色々やってたのよ!」的な解釈を見せるストーリーなのかな?」って勘違いしてしまったレベルでした笑
なので綾瀬はるかさんファンの皆様は、特に序盤をお楽しみください笑
ラスト手前のIFストーリーがオチだったらどうしようかと思った笑
この映画のラストはもちろん「本能寺の変」。
謀反した明智光秀によって逗留する本能寺が襲われ、逃げ切れないと悟った信長は自害―――という最期を迎えるのですが。
その少し前にちょっとしたIFストーリーが流れるんですよね。
結構長めの映像だったので「え?マジでこのオチじゃないですよね!?」って心配しましたね笑 もしあのオチだったら大炎上待ったなしだったかもしれません笑
そのIFストーリーですが、ネタバレ有で簡潔に述べると「信長生存説」ですかね。
つまり「本能寺の変」で信長は死んでいなかった!的なヤツです。この辺りは史実というか、信長の遺体を光秀が見つけられなかったことから生まれている、良くあるヤツです。
それをまさか映像にして盛り込んでくるとは……ちょっとびっくりしました。何せジャック・スパロウがタイタニックしてましたから笑
木村拓哉さんはカッコ良かったのか?問題笑
この映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』にて「織田信長」を演じたのは、ご存知「木村拓哉」さんだったわけですが。
この映画の木村拓哉さんは、果たしてカッコ良かったのか……そこにちょっと触れたいですね。
木村拓哉さんと言えば「ビューティフルライフ」や「HERO」などのドラマで主役を演じられており、とにかくカッコ良いイメージがあります。
そのカッコ良さにあやかりたい・そうなりたいと「美容師」や「検事」になった人もいるほどです。
それを踏まえた上で、映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』の「木村拓哉」さんはカッコ良かったのか……ですが。
男の私個人の完全なる主観で話させてもらいますが、魔王と呼ばれて戦をし続けている辺りまでは、かなりカッコ良かったですね。
ゲーム「戦国無双」に出てくる信長のイメージに似ていて、男臭いながらも艶があるカンジが際立っていました。
しかし……ちょんまげ姿は、どうなんですかね?
途中からちょんまげになっちゃうんですけど、別にそのままでも良かったんじゃないかな……正直「木村拓哉」さんを無駄遣いしてない!?って思った私がいました。
あくまで一意見ですので、ファンの方とかは過剰反応しないでくださいね笑
【まとめ】より信長と濃姫を知れた作品でした!
いかがでしょうか。映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』はいわゆる歴史モノの映画なので、少し敬遠してしまう人もいるかもしれません。
ですが歴史にそれほど詳しくない・好きじゃない人が見ても十二分に楽しめる作品だと思います。
確かに歴史モノではありますが、どちらかというと「恋愛モノ」だとも言えるからです。「信長」という男と「濃姫」という女が、どのような夫婦だったのかを楽しむ作品でもあるんです。
特に「濃姫」に関しては普通に歴史の授業で知った程度だとほとんど知られていない人物ですからね……なので歴史の知識がなくても全然見れる映画です。
気になった方は、是非見てみてはいかがでしょうか。
【追記】映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の映像ソフトはコチラ。
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