【物語シリーズ】忍野扇が生まれるまでの流れまとめ《生まれるまでの過程をわかりやすく解説!》

今回は【物語シリーズ】ファイナルシーズンのラスボス的なキャラ・忍野扇がいかにして生まれたのか、その流れ・過程をわかりやすく解説したいと思います。

主に【物語シリーズ】ファイナルシーズンの「おうぎダーク」にて、臥煙伊豆湖が語った内容のまとめになります

こんな人に読んでもらいたい!

  • 忍野扇は知ってるけど詳しくは知らない人
  • アニメは見たけど忘れてしまった人
  • 私は何も知りませんよ?な人

この記事を読んで戴ければ、より【物語シリーズ】を深堀出来るだけでなく、よりその面白さに触れることが出来ることでしょう。

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忍野扇が生まれるまで

では忍野扇が生まれることになった最初のきっかけから、阿良々木暦が初めて出会うところまでをわかりやすく解説したいと思います。

忍野扇とは?

【物語シリーズ】のヒロインの1人で「終物語」のキーパーソンであり、そしてラスボスですね。

阿良々木暦がお世話になった怪異の専門家・忍野メメの姪を自称する彼女は、何かにつけて阿良々木暦を愚か者扱いし、彼を貶めるような行動を取ります。

忍野扇の正体

その正体は「正体不明」という怪異。

羽川翼がブラック羽川や苛虎を生み出したように、阿良々木暦が生み出してしまった怪異であり、その「正体」は「阿良々木暦」でした。

ではいかにして「忍野扇」が生まれるに至ったのか、その過程をまとめます。

【第0フェーズ】忍野扇の元になったモノ

忍野扇は「正体不明」の怪異なのですが、その怪異自体の元になったモノがあります。

それは「阿良々木暦の自己批判精神」です。

最初に生まれた「正体不明」

そもそもこの「正体不明」の怪異には、前例があります。

それは神原駿河の左腕「レイニーデビル」です。

「レイニーデビル」は本来「正体不明」の怪異であり、神原駿河の母親である「臥煙遠江」が生み出した怪異でした。

「臥煙遠江」は自分に厳しく他人に厳しい性格。厳しければ厳しいほどの正義であると考えており、そんな「自制心」が元になって「正体不明」の怪異が生まれたのです。

阿良々木暦の「自己批判精神」

今回阿良々木暦が生み出した「正体不明」の怪異―――忍野扇は、阿良々木暦の「自己批判精神」が元になって生まれました。

阿良々木暦は春休みの頃から思っていることがあります。

例えば―――

  • キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを同情心で助けてしまった。その報いを受けたかった
  • 羽川翼と友情を築いた。だけど彼女の気持ちに応えられなかった自分のその資格があるのか、ずっと悩んでいた
  • 戦場ヶ原ひたぎを長年の悩みから救った。その後彼女と付き合うことになったのをどうしても弱みに付け込んだんじゃないかと考えてしまう
  • 神原駿河を尊敬する。あんな真っ直ぐな生き方が出来ないことがコンプレックス
  • 千石撫子を助けたけれど、あの時本当に助けたかったのは千石撫子だけじゃなかった
  • 忍野忍となし崩し的に和解してしまったけれど、それは許されることなんだろうか
  • 不死身の力を自由に使いこなすって卑怯じゃないのか、報いがあるべきなんじゃないのか
  • 自分は、人として最低じゃないのか

―――など。

そういった「ズルをしている自覚」があって、それが彼の「自己批判精神」へと繋がっているんです。

【第1フェーズ】阿良々木暦が「くらやみ」の存在を知る

そんな思いを常々持っていた阿良々木暦が『鬼物語』にて八九寺真宵と共に「くらやみ」に遭遇し、その後合流した臥煙伊豆湖から「くらやみ」の詳細を聞くことになります。

これが第1フェーズです。

つまり「くらやみ」という「間違いを修正する現象」があることを、阿良々木暦が知ったことですね。

阿良々木暦は「ズルをしている自覚」があるから、罰をあってしかるべきと考えていたことが起因することになるってことです。

【第2フェーズ】初代怪異殺しのエナジードレイン

臥煙伊豆湖の協力を得て八九寺真宵を成仏させた見返りに、阿良々木暦は臥煙伊豆湖と神原駿河との間の仲立ちをすることになり、それが『終物語』の「しのぶメイル」へと繋がります。

阿良々木暦は八九寺真宵との一件が終わったその足で学習塾跡地へ向かい、神原駿河を呼び出して合流するのですが……そこへキスショットの最初の眷属「初代怪異殺し」が現れて、2人は襲われます。

そしてこのバトル中に神原駿河の左腕が、初代怪異殺しによってエナジードレインされてしまうんです。

これが第2フェーズです。

つまり前例の「正体不明」の怪異が「初代怪異殺し」に混ざってしまったということですね。

上記でも説明した通りで、神原駿河の左腕「レイニーデビル」は臥煙遠江が生み出した「正体不明」ですから、その原液が初代怪異殺しに混ざったってことですね。

【ラストフェーズ】忍が初代怪異殺しを喰ったことで暦に混ざった

そして『終物語』の「しのぶメイル」のラストシーンにて、忍野忍は初代怪異殺しを喰らいます。

これがラストフェーズです。

つまり初代怪異殺しに混ざった「正体不明」の原液が、忍野忍を通して阿良々木暦に流れ込んだということですね。

阿良々木暦と忍野忍は繋がってますからね。彼女が喰らったことで阿良々木暦へと「正体不明」の原液が流れ込んでしまったわけです。

神原駿河の左腕→初代怪異殺し→忍野忍→阿良々木暦ってカンジですね。その流れがあるからこそ忍野扇は忍野忍が持っている「物質具現化スキル」を使うこと出来るわけです。

忍野扇、誕生

この「正体不明」の原液と、阿良々木暦の「自己批判精神」が重なりあって、阿良々木暦は新たなる「正体不明」の怪異―――忍野扇を誕生させてしまったわけです。

こうして『終物語』の「おうぎフォーミュラ」にて、阿良々木暦は神原駿河からの紹介を受けて初対面!となりました。

これは推測ですが、神原駿河の左腕が起因することもあって忍野扇は「神原駿河の紹介」の形で阿良々木暦と初接触したのではないかと思います。

「忍野扇」という名前について

この「正体不明」が「忍野扇」の名前を名乗っていることにも、理由があります。

「忍野」という苗字

これは臥煙伊豆湖に原因があります。

『終物語』の「しのぶメイル」にて、臥煙伊豆湖が神原駿河と出会った際に「臥煙」の苗字を名乗って敬遠される可能性を見越して「忍野メメの妹・忍野伊豆湖」と名乗ったからです。

それが宣伝となった結果、流用されたってことですね。

「扇」という名前

名前については、ハッキリとした説明はありませんでした。

八九寺真宵は「学園のスター・神原駿河のファンである忍野扇……だから、扇=ファンってことでは?」なんて言っています。

ですが、阿良々木暦の推察の方がしっくりきますね。

羽川翼を誰よりも警戒していた忍野扇……つまり「羽」川翼に対して「戸」を立てる―――「羽」と「戸」を合体漢字して「扇」ってことです。

【まとめ】もう1人の阿良々木暦

いかがでしょうか。わかりやすくまとめたつもりなんですが、伝わってもらえれば幸いです。

忍野扇の正体自体は序盤の段階から何となく気付けましたよね。。。阿良々木暦と忍野扇との対話は、まさに自問自答のようでしたから。

それにキャラデザが阿良々木暦に似ていましたからね。。。それでいて別人―――ー「似て非なるもの」という表現は、流石シャフト!と言わざるを得ないカンジでした。

まさに忍野扇は「もう1人の阿良々木暦」でした。

「くらやみ」のような存在に罰を与えられたいと思っていた阿良々木暦の「自己批判精神」が元になっているからこそ、彼女は「くらやみ」を偽るような言動を取ることになったわけですしね。

怪異を知れば「誰しもが「正体不明」の怪異を生み出す可能性がある」ってことなのでしょう。

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