【レビュー】EVEシリーズ最新作『EVE ghost enemies』の感想・評価と考察【ネタバレ有】

今回は2022年6月30日に発売されたEVEシリーズ『EVE ghost enemies(イヴゴーストエネミーズ)』の感想や評価、そして考察をネタバレ有でご紹介したいと思います。

全シリーズをプレイしているEVE信者ですから、初回限定盤を購入して速攻でプレイレイしてクリアしましたよ!そのレビュー記事です!

こんな人に読んでもらいたい!

  • 『EVE burst error』が好きな人
  • 今までEVEシリーズが出る度にプレイしていた人
  • ATフィールド全開と勘違いしない人w

この記事を読んで戴ければ、間違いなくすぐにでもプレイしたくなるに違いありません。ええ、間違いないでしょう。

原点となる『EVE burst error(イヴバーストエラー)』についてはこちら。

【レビュー】ADVゲーム『EVE burst error』の紹介・解説とリメイク・シリーズまとめ
今回はアドベンチャーゲームの最高傑作と呼ぶに相応しい名作『EVE burst error(イヴバーストエラー)』の紹介・...
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EVEシリーズ『EVE ghost enemies(イヴゴーストエネミーズ)』の概要・あらすじ

ゲームの概要やあらすじ等については、下記の記事にまとめてあります。

【発売前の大予想!】EVEシリーズ最新作『EVE ghost enemies』の発売前情報の紹介と考察
今回は2022年6月30日に発売されるEVEシリーズ最新作『EVE ghost enemies(イヴゴーストエネミーズ)...

こちらの記事は、発売前の私の「きっとこんなゲームになってるだろう!」っていう予想なんかも書かせていただいたので、先にこちらを読んで戴けると幸いです。

 

【感想】プレイした率直な感想

ここからは『EVE ghost enemies(イヴゴーストエネミーズ)』の率直な感想をご紹介したいと思います。

ちゃんとした『EVEシリーズ』でした

EVEシリーズは全てプレイしている私が、最も気にしていたこと―――

それは今回の『EVE ghost enemies』が『EVEシリーズ』と呼べるような作品なのか?ということでした。

つまりエルディア等を関わらせないような作品―――『EVE new generation』みたいな作品になっていないかということです。

前作となる『EVE rebirth terror』は、原点となる『EVE burst error』の完結編みたいな位置づけだったので、もしかしたら今後のシリーズ作品はエルディア等を全く関わらせない可能性もあったからです。

結果的には、エルディアが絡んでくる事件だったので『EVEシリーズ』だと言えるような作品でした。

別に『EVE new generation』みたいな作品が嫌いってわけじゃないんですけど、EVE信者・ファンからしたら、やっぱりエルディア等が絡まないのはちょっと……ってなります。

きっと同じ思いの人も多いことでしょう。大丈夫でしたよ! まずはご安心くださいw

結構ボリュームはあったように感じる

実際プレイした時間ですが、20~25時間程度でした。

若干のんびりプレイしたかもしれないので、切り詰めればもっと短くはなるかもしれません。のんびりプレイした理由はシナリオ評価の方で記載します。

とはいえ今作『EVE ghost enemies』は、前作『EVE rebirth terror』と比べるとシナリオ的にボリュームがあるように感じました。

また今作も次の移動するべき場所を示してくれたり、サイトチェンジをお知らせするヒント機能がついていますので、これを使えばより早く進めることも出来ますね。

ですがやはり『EVEシリーズ』は、こういったヒント機能は使わない方がより楽しめるというのが私の持論です。

ストーリーを進めるのに必要のない無駄コマンドにこそ面白いテキストが紛れていますからね。それを是非楽しむべきだと思うからです。

なのでヒント機能はなしでプレイしてもらいたいですね。

「これでもか!」ってほどにマルチサイトシステムを使ってきた

前作『EVE rebirth terror』ではあまりマルチサイトシステムは活用されず、ちょっと残念だったと思っていたのですが。

その声が制作陣に聞こえたかのように、今作『EVE ghost enemies』ではマルチサイトシステムを活用してきましたね。

『EVE burst error』で評判だったパソコンのシーンとか、協力プレイではなかったですが、ある意味で再現されていてドキドキワクワクさせられました。

まぁ若干活用し過ぎてて、最後の方になると切り替えの連続……みたいなところもありましたけどねw

緊張感を演出したかったんでしょうけど「ちょっとやり過ぎじゃね?」って思ってしまうことでしょう。私は思ってしまいましたw

特典には意味があった!

今作の『EVE ghost enemies』にはSPECIAL EXTRAとして―――

  • DESIRE remaster ver.
  • EVE burst error 名場面集

―――が収録されています。

実はこの特典には、ちゃんと意味があったのです。

しかも『EVE burst error』の方ではなく、まさかの『DESIRE』の方に。これには流石にびっくりしました。まぁそれほど重要な意味ってわけじゃないんですけどね。

その辺りについても、シナリオ評価にて記載したいと思います。

 

【評価】キャラクターのボイス・デザイン・設定について

ここでは『EVE ghost enemies(イヴゴーストエネミーズ)』のキャラクター関連の評価を書かせていただこうと思います。

今回も小次郎・まりながフルボイスじゃない!

前作『EVE rebirth terror』の時もそうだったので、予想はしていましたが。。。

悲しいことに主人公である小次郎・まりなはフルボイスではありません。

前作同様、小次郎サイドでは小次郎の声が聞こえず、まりなサイドではまりなの声が聞こえません。

しかも序盤の方は小次郎とまりなが顔を合わせたり電話したりするシーンもないので、本当に2人の声が聴けないんですよね……マジで残念でした。

小次郎側では少しでも声が聴けるようにという配慮からか、トランシーバー越しとかの声は聞こえるようにしたりしてましたが。。。まぁ少ない。本当にちょっとだけでした。

なので子安武人さんファン、並びに三石琴乃さんファンの皆様は、後半までバッチリプレイする必要がありますよw

キャラクターデザインは、かなりイメージに近かった!

今作『EVE ghost enemies』のキャラクターデザインは、原作デジタルリマスター版『EVE burst error R』のキャラクターデザインを担当されている「田島直」さんが担当されています。

この「田島直」さんは元々オリジナルEVEのキャラクターデザインを担当された方なので、かなりイメージに近いキャラクターデザインでした(EVE信者である私から見てですが)

前作『EVE rebirth terror』ではスッキリし過ぎていた小次郎の長髪も、今作は若干野暮ったさが戻って「探偵」の怪しいカンジが表現されていると思います。

ただちょっと。。。と思ったのは氷室恭子のデザインでしょうか。

『EVE burst error』の時は女子学生として潜入していたので、女子高生にも見えるっていうキャラクターデザインでした。

今作はそんな『EVE burst error』から2~3年後くらいと考えると、ちょっと大人の女性過ぎる気がしますね。もうちょっと幼くも見えるカンジが欲しいかなぁ。。。なんて。

主要キャラクターの性格については賛否両論

個人的には不満を感じる部分もありました。

天城 小次郎

ハードボイルドさがないですね、今回は。

シナリオ的にそういう変化もあるかもですが、皆で協力し合って事件を解く!みたいなノリは、ハードボイルドからはかけ離れているので、小次郎ぽくないかと思います。

丸くなりすぎなんですよね。。。小次郎が見せる「ユーモラスさ」とか「バカっぽさ」は大切ですけど、要所要所はちゃんと締めてくる印象だったのに……

それに今回の小次郎はやたら生活感があって、そういった部分もらしくないなぁと思いました。

諸々含めてちょっと残念に感じた部分です。

法条 まりな

思考と行動に矛盾を感じるところがありました。

正義感が強く、その為には警察組織からも外れる行動をとるって辺りは、まりならしさみたいなものが垣間見えてイイ感じでした。

ですが「目に映る人を幸せにしたい」というわりに、赤子を守る為に女子大生の部屋へ避難するって、ちょっとおかしい行動ですよね。

だってその女子大生だって守りたいと思っているのに、どんな状況であれ匿ってもらったら関係者になってしまうでしょうよ。

そんなことをまりなが考えないっていうのは……ないと思うんですよね。

そう考えると矛盾しているというか、ちょっと考えなしな行動に見えてしまうので、まりなっぽくなく感じてしまう部分ではありました。

桂木 弥生

クールビューティさは際立ったけど、可愛らしさが半減しましたね。

若干のコメディテイスト?が垣間見えるシーンはありつつも、基本は冷静沈着に行動・対応するシーンが多いので、クールビューティな弥生は健在だったと言えるでしょう。

ですが小次郎との絡みに可愛らしさがなくなりましたね。。。この辺りの詳細については、シナリオ評価にて記載します。

甲野本部長

完全にオネェ言葉を使うという設定がなくなりました。残念です。

ですがある意味では今作の主人公……とまでは行きませんが、かなり重要な役どころだったので本部長の裏の部分的なモノが垣間見えて、そこは良かった部分です。

氷室 恭子・桐野 杏子

この2人は今回、完全にサブキャラというか、ほとんど出番がなかったですね。

もちろん要所要所ではちゃんと出てくるのですが、活躍するシーンがほとんどなく、いてもいなくても一緒だと言われかねないカンジでした。

違和感を感じたりするほど出てこないので、まぁ許容範囲とでもいいましょうかね。

香川 美純

前作より遥かに出番が増えて、完全にメインキャラクターの仲間入りを果たしたと言えるでしょう。

ヒステリックな設定はそのままに、意外と公僕としての考えがしっかりしていたり、あとは陣頭指揮をとる行動力なんかを垣間見ることが出来ました。

とはいえ香川美純はココまでの出番自体が少なく、さらにギャグキャラみたいな扱いだったので、今作から追加された設定と言えるでしょう。

 

【評価】シナリオ・設定について

ここでは『EVE ghost enemies(イヴゴーストエネミーズ)』のシナリオや設定に対する評価を書かせていただこうと思います。

テーマは、まさに「ゴーストエネミーズ」

今作のシナリオのテーマになっているのは、まさにサブタイトル通りで「ghost enemies(ゴーストエネミーズ」でした。

この「ゴーストエネミーズ」は、作中で様々な意味として捉えられ、そして使われている単語なのですが、テーマとしては直訳で問題ありません。

ghost enemies(ゴーストエネミーズ)は、そのまま「幽霊の敵」です。

別に本当の敵として幽霊が出てきて、銃が効かない!とかそんな話ではなく「存在しない敵」という意味になります。

ネタバレになり過ぎないよう簡単にまとめると、要は「誰が信じられて、誰が信じられないか」ってことですかね。

つまり敵が味方になったり、味方が実は敵だったりな展開が二転三転とするカンジのシナリオです。

信じられないから、敵に思える。まだ敵として存在しないのに、敵ではないかと思ってしまう―――ってことから「ゴーストエネミーズ」ってわけですね。

それが個々人の間はもちろん、組織間・国家間で展開されて物語は進んでいく―――それを楽しむカンジのシナリオになってます。

なので「殺人犯は誰か?」とか「この事件の黒幕は?」とかを推理するような作品ではないですね。

誰がどんな思惑で動いているのか? なぜ裏切ったのか? 誰がこの計画に加担していたのか? などを小次郎・まりなの視点を切り替えながら、その都度それを推理するカンジでしょうか。

単純な推理モノを楽しみたいって人からすると「アレ?ちょっと違うなぁ」ってなるかもしれませんが、こういう策謀が入り混じるタイプの作品が好きな人にはウケるシナリオだと思います。

あえて時代を固定してきた

時代感等に関しては考察の方に書かせていただくとして。

今作のシナリオは、あえて90年代の話と固定してきてますね。

ネタバレが酷くなるのでそこまでは触れませんが、あの時代に中心だったとある国家と、その国のある組織がシナリオに大きく関係してきます。

それを印象付ける的な意味なんでしょうけど、日付アイキャッチが戻っています。

前作『EVE rebirth terror』の日付アイキャッチでは「December 1  xx/12/01」となってましたが、今作『EVE ghost enemies』では「December 1  9x/12/01」へとなっていました。

これは正直中々に思い切った決断だと、私は思いますね。

現在20代のプレイヤーだと馴染みがなさすぎますからね……国名は歴史の教科書で知っていても、その組織のことなんて知らないって人も多いことでしょう。

30~40代の古参ファンにターゲットを絞ってきた可能性……そう考えると大胆な販売戦略ではないでしょうか。もちろん知らなくても十分楽しめるように配慮されますけどね。

かなり分かりやすかった時間的ミスリード

今作『EVE ghost enemies』では、とある時間差トリック……というか、プレイヤーを惑わす時間的ミスリードがあります。

ですがぶっちゃけ、かなり分かりやすかったと言わざるを得ないでしょう。

まぁこれはね。。。ちゃんとプレイしていれば小次郎・まりなサイド両方の1日目をプレイするだけで気付けるレベルです。私はすぐに気付けました。

ポイントは「ちゃんとプレイしていれば」ってことですかね。つまり全ての選択肢を選ぶようにプレイしていれば、その違和感に序盤で気付けるってことです。

正直こういった時間差トリック的なものは『EVE new generation』で少し似たようなことをやっているので、ちょっと避けてほしかった感はありました。

そしてそれがわかってしまうと、次の項目に繋がります。

「ぐるり」さんの正体がバレバレ問題

これは公式サイトにも出ている単語なので大丈夫だろうと思って書きますが、今回「ぐるり」さんと呼ばれる「仮面をかぶった神の使い」が出てきます。

まぁもちろん本当に神の使いでなんかではなく、誰かがその恰好をして出てくるのです。本来なら「誰なんだ!?」となることでしょう。

ですが上記の時間的ミスリードに気付いてしまうと、正体がバレバレです。

っていうかね。。。『EVE rebirth terror』にも「誰なんだコイツは!?」的な人がいたじゃないですか。。。

その正体があの人だったわけで、それで今作にも「誰か分からない、仮面をかぶった神の使い」が出てきて、しかも今作のシナリオ担当も『EVE rebirth terror』と同じく「さかき傘」さんはわけで。。。

となると、この人しかいないって予想するのは避けられないんですよね。

そこはもう少し考えてもらいたかったなぁって思いました。二番煎じにも程があります。まぁそれほど重要ではないのかなぁ……う~ん、どうなんでしょうね。微妙です。

重要語句っぽい単語や設定を出しすぎ

今作のシナリオには、とにかく多くの重要語句・設定が出てきます。

ですがその多くが関係ない……というか、実はそれほど重要ではないものばかりなんです。

もちろん面白い重要語句・設定はあります。

『EVE burst error』登場キャラの出生に関するものとか。とあるキャラが興味を示していた研究とか。「ぐるり」という名前もそうですし。「Ever3」関連もそうです。

ですがメインとなるシナリオに、意外と直接的には関係ないものばかりだったりするんですよね。

特に「Ever3」は、ある意味では本当に関係なかったですね。。。完全に予想がハズレましたw

とはいえそれらはワキを固めている・補強しているカンジではあるんです。もちろんミスリードの役割も担っています。

ですがプレイヤーからすれば、ちょっと多すぎて覚えておくのが大変です。

この辺りが私がのんびりプレイした理由ですね。この記事を書くにあたり、ちゃんと理解し覚えておきたかったから、ちょっと時間を要してしまいました。

その最たる設定は「DESIRE」関連です。

ネタバレが酷くなるので細かくは書きませんが、「DESIRE」に登場したモノや場所が登場してきます。プレイしたことのある人からすれば懐かしさを感じる部分ではありました。

だから特典としてついているんです。

プレイしたことない人にはわからないものばかりでしょうからね。因みに私はプレイ済みです(細部はかなりうろ覚えですがw)

ですが「え? 別にそれである必要性なくない?」って思いましたね。。。なぜ盛り込んだのでしょうか……ゲーム、売れてないのかな?

売れてないけど会社側は名作だからやって欲しくて、だから人気のある『EVEシリーズ』に登場させて、そうすれば「どんな作品だろう?」って思ってもらえてプレイしてもらえる―――的な、ね。

まぁともかく、そういった重要語句や設定がホントに多くて、惑わされやすいです。ご注意を。

お馴染みの恋愛模様は皆無

個人的に今作『EVE ghost enemies』で「これはどうなの?」って思った部分でもありました。

今回、小次郎・弥生・恭子の間に恋愛模様が、全くありません。

ノータッチレベルで触れてこないというか、全員が全くと言っていいほどに感情を見せてこないので、ある意味でびっくりしました。

まぁシナリオ的にこの3人の恋愛模様を書きにくいというのはあります。

ですが弥生・恭子はフツーに友達ってレベルで付き合ってるし、どちらも小次郎に対して恋愛感情や嫉妬心などを全く見せてこないんです。

その辺りが上記で書いた「弥生の可愛さが半減した」っていう理由なんですよ。

嫉妬心がないから動揺しないんです。小次郎のことで焦ったり照れたりの描写が全くなく、ただただ冷静に小次郎という男を信頼しているってカンジなんですね。

そして小次郎もまた、弥生に対して引きずっているかのような素振りの描写がないんです。

特に今回の弥生と小次郎は、あくまで「同業者とか相棒な関係性」っていうのを強く押し出している感じがします。

「ヤヨコジコンビ」という単語でことさら強調してますしね。。。まぁラストにはちょっとだけ互いの恋愛感情を匂わせる描写もありましたが、正直ビミョーです。

今後は敢えてそういう描写を減らしてくるんでしょうかね。。。ちょっと残念に感じてしまう気持ちがないとは言えませんね。

御堂真弥子が出てきた。マジで嬉しかった

そして最後に。

シナリオには全く関係がありませんが、御堂真弥子がちょっとだけ登場します。

『EVE rebirth terror』を経て、彼女は人としての幸せを掴んだってことなんですよね。幸せそうにまりなと会話をする姿を見て、ちょっとうるっとしてしまいましたw

序盤から匂わせる発言や説明はあったのですが、明言はしないし登場もしなかったので「何となくプレイヤーに伝えているだけなのかな?」と思っていたら、最後の方に出てくれました。

マジで嬉しかったです。ありがとうございます。

 

【考察】今作やEVEシリーズについての様々な考察

ここでは『EVE ghost enemies(イヴゴーストエネミーズ)』や『EVEシリーズ』に対する様々な考察を書かせていただこうと思います。

「新たな時系列」説は、ほぼ確定

前作『EVE rebirth terror』でもレビュー記事を書かせていただきました。

【レビュー】EVEシリーズ『EVE rebirth terror』の感想・評価と考察【ネタバレ有】
今回は2019年4月25日に発売されたEVEシリーズ『EVE rebirth terror(イヴリバーステラー)』の感想...

その際に「今後のEVEシリーズは、新たな時系列に沿って作られるのでは?」と考察させていただきました。

その考察―――「新たな時系列」説は、ほぼ確定したと言っていいでしょう。

その理由ですが、まずは今作『EVE ghost enemies』の最終日が『EVE rebirth terror』から2年後、つまり『EVE burst error』から3年後になります。

『EVE burst error』から3年後―――これは『EVE The Lost One』と同じです。

『EVE ghost enemies』が3年後の12月の終わり、『EVE The Lost One』が3年後の6月なので矛盾が生じてしまいます。

まぁ「3年後」の解釈次第では『EVE The Lost One』は『EVE ghost enemies』から6か月後にはなりますが。

ですがそうであっても『EVE The Lost One』主人公・桐野杏子の状況等を見る限り、別の矛盾が生じてしまうことでしょう。

それに御堂麻弥子もエルディアに安置されていませんしね。どちらにしても『EVE The Lost One』の事件は成り立たないことになります。

そのことから『EVE ghost enemies』と『EVE The Lost One』は時系列が違うと判断できます。

そして『EVE ghost enemies』には『EVE rebirth terror』から登場している鉄野海子や、それに付随する設定等々が登場します。

なので『EVE ghost enemies』は『EVE rebirth terror』とは同じ時系列にあると言えるでしょう。

さらに『EVE ghost enemies』にはシャサ(シャサ・ノバルティス)やエクストートという単語が登場します。

そのことから『EVE ZERO』もまた『EVE ghost enemies』と同じ時系列にあると言えるでしょう。

当然原点となる『EVE burst error』は時系列の中心です。

上記のことから、今作『EVE ghost enemies』を含め今後新作が発売されるのではあれば、それは『EVE rebirth terror』にて生まれた新たな時系列に則った作品になることでしょう。

さらに前作・今作の日付を鑑みるに、新たな時系列のEVEシリーズは「前作の1・2年後の12月」が舞台の作品になる可能性が高いですね。

【2022/11/21 追記】時系列についてはわかりやすく解説した記事を作成致しました。

【最新作まで!】EVEシリーズの時系列は?わかりやすく解説!【ネタバレ・考察含む】
今回はEVEシリーズの時系列は? その答えをネタバレ・考察を含めてわかりやすく解説したいと思います。 ...

宜しければこちらもご覧ください。

時代感に関する考察

EVEシリーズは基本的に『EVE burst error』を原点として生み出されている作品です。

なので時代感が90年代であり、若干古臭さを感じることがシナリオに影響を及ぼしている可能性を危惧していました。

そんな状況で発売された今作『EVE ghost enemies』でしたが、その殻を上手いこと破ることに成功したのではないかと思います。

これはかなり計算してやっているのではないかと、考察しています。

今作のシナリオでは敢えて「90年代の話」に固定しました。しかしその中でスパコン等のメカやプログラムを登場させています。

確かに90年代にもそういった文明機器というかメカニックなものはあったと思いますが、この頃はまだそれほど世間や世界に浸透していたものではないはずです。

これはつまり、ゲーム内の文明を発達させている―――時代感を現代へ進ませているということなのでしょう。

しかしその反面、急激な変化に見えない様に配慮もしてたりします。

あくまで不自然にならないように、且つリアルな文明の発達よりは早く進ませる……そんな風に時代感を上手いこと調節しているのではないかと。

そう感じるレベルで、シナリオには関係ないところで様々な現代を匂わせる単語やセリフが出てくるんですよね、今作は。

今回から携帯電話が登場しますし、USBがどうとか、ブログがどうとか、IT産業がどうとか、「ネットがもっと発達して動画がもっと気軽に……」とか。

その割にはタバコはまだ「マイセン」だったりするので、上手いこと調整しようとしているのが見て取れるカンジがします。

なのできっと時代感については、制作陣もかなり意識しているということなのでしょう。

もちろん敢えて「EVEシリーズ作品とは、古き良き時代(90年代)に存在した探偵・捜査官が活躍する推理モノである」という定義を持って、制作陣は生み出している可能性もありますけどね。

それはそれでアリだと、私は思ってます。今回も十二分に面白かったですから。

そしてどうでもいいことですが、鉄野海子(CV:田中敦子さん)がネットだのコンピューターだの語らせるとマジで『攻殻機動隊』の草薙素子に見えてしまうんですけど。。。私だけ?

御堂真弥子の存在は、もうあまり重要ではない?

今までの時系列に置いて『EVEシリーズ』というのは、エルディア関連というよりは「御堂真弥子」に関わりが強い作品でした。

ですが上記にも記載した「『EVE rebirth terror』にて生まれた新たな時系列」では、それほど御堂真弥子の存在は重要ではなくなったのではないかと考察しています。

その理由ですが、単純です。

新たな時系列では「エルディア科学局やドールマンの知識・技術」が他者に利用できる何らかの「形」として存在しているからですね。

なので別に御堂真弥子にこだわる必要性がなくなっているんです。御堂真弥子から何かを入手しなくても、別のところから入手すればよいってことですね。

まぁ御堂真弥子に関しては『EVE burst error』であんな可哀そうだったのに『EVE The Lost One』でさらに酷い扱いされたこともあって『EVE The Lost One』発売当時はに相当叩かれたらしいですからね。。。

そんな経緯があるから「これ以上、御堂真弥子を邪険には出来ない」という思惑もあるかもしれません。

なので今後、御堂真弥子はシナリオには全く絡まない完全サブキャラクターになってしまう可能性が高いですね。登場すらしなくなるかもしれません。

もう御堂真弥子を「EVE」と呼ぶことも相応しくないのかもしれませんね。。。なので今後はこのブログでも御堂真弥子を「EVE」と記載することは控えようと思います。

 

【まとめ】新たな時系列の、新たな『EVEシリーズ』作品

さて。レビューのまとめですが。

比較的ボリュームがあってプレイのしごたえはある作品だったと言えるでしょう。あえて90年代に固定してきた勇気も含めて十二分に素晴らしく、そして面白かったです(信者乙なのは否定しませんw)

上記にも記載したとおりで、シナリオやキャラ設定には若干不満的な部分もありましたが、ちゃんとEVEシリーズだと言える作品だったことが一番良かった点ですね。

今後『EVEシリーズ』作品が生まれるとして、個人的なシナリオ要望にはなりますが、プリン(プリシア)を出してほしいですね。

『EVE rebirth terror』では登場チャンスはあったのに、なぜかその部分はオールカットされているかのようなカンジでしたから。

プリンに日本へ来てもらって、再び小次郎やまりなと関わり合いながら、エルディアに関係のある事件を追っていく……みたいなストーリーが見たいです。

まぁそんな要望は置いておいても、今後もEVEシリーズの続編がどんどん発売されることを願っています。

以上。

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