【レビュー】劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』あらすじ・感想・評価・考察など紹介【ネタバレ有】

今回は劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』を見てきたので、あらすじ・感想・評価・考察などをネタバレ有でご紹介したいと思います。

テレビアニメで2期まで放送された「はめふら」の完全オリジナル劇場版になります

こんな人に読んでもらいたい!

  • 映画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』をまだ見ていない人
  • とりあえずどんな作品かを知りたい人
  • 映画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は、映画館で見るに値するかを知りたい人

この記事を読んで戴ければ映画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の魅力を知れるだけでなく、きっと映画館に見に行きたくなることでしょう。

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映画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のあらすじ【ネタバレ有】

前世でプレイしていた乙女ゲーム“FORTUNE LOVER”の世界に悪役令嬢として転生してしまったカタリナ・クラエス。

幾多の破滅フラグを見事回避したカタリナは、魔法学園を卒業し春からの魔法省勤務までの平和な日々を送っていた。

そんなある日、遠く離れた異国から商人の一行がやってくる。きらびやかなショーや踊り子たちに興味津々のカタリナは、そこで謎めいた少年と知り合う。 どこか見覚えのあるその少年との出会いにより、カタリナの身にかつてない大事件が―― ! ?

引用:劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のストーリー

アニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は既に2期まで放送された人気アニメであり、本映画はその続き?的な扱いのオリジナル作品です。

さて、おおまかなストーリーですが―――

ストーリーをざっくり紹介

学園を卒業し、魔法省へ就職するまでの春休み期間。近くの街に異国からの商人の一行がやってきて、カタリナはそこでアーキルと名乗る少年と出会い、仲良くなります。

アーキルのことを見たことがある気がしていたカタリナ。のちにアーキルはムトラク王国の王子であり、別の乙女ゲームの攻略対象キャラであることを思い出します。

さらにアーキルには特大の破滅フラグがあることも思い出したカタリナは、仲間たちと共にアーキルの破滅フラグをへし折ることに成功し、ハッピーエンド。

―――ってカンジですかね。

原作はまだまた続いており、アニメはまだ途中―――の状態で作られた、原作に影響を及ぼさない完全オリジナル作品になります。

映画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の感想・評価・考察【ネタバレ有】

ココからは実際に映画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』を見てきた私の感想や評価、考察などをネタバレ有で語っていきたいと思います。

最早主人公の破滅フラグですらない内容

主人公であるカタリナ・クラエスは、乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」に登場する悪役令嬢であり、自分に襲い掛かる追放や死亡といった破滅フラグを回避するべく奮闘するわけですが。

この映画では最早自分の破滅フラグ回避ではなくなってました笑

そりゃそうですよね。。。原作に影響を与えないようにオリジナルを作るとなると、原作に使うであろう「主人公自身の破滅フラグ」アイディアは使い辛いでしょうから。

しかも「FORTUNE・LOVER」ではない別のゲーム。「FORTUNE・LOVERと制作会社が同じだから世界が一緒」だからっていう設定で関わる展開です。

さらにさらにその「別の乙女ゲーム」の攻略対象キャラの過去となる破滅フラグをへし折るわけですから、何でもアリですね笑

関係ないゲームな上、まだ始まってもいないゲームのキャラ設定に関わる過去すら捻じ曲げるカタリナ……控えめに言って最高です笑

相変わらずの展開に安心安堵

この『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の魅力は、主人公・カタリナの人徳や人たらしっぷりで解決していっちゃう展開だと思っています。

劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』でも、その魅力が遺憾なく発揮されて相変わらずの展開を迎えるので、安心して見てられますね。

誰もが彼女の裏表のない言動に心を許してしまい、信じてしまうんですよね。

「前世の記憶」のことを話せない状態で仲間に助けを求める際にも「夢で見たのよ!」の言葉1つで信じさせてしまうんだから相当です笑

最早洗脳レベルかと。もちろんラストではアーキルも虜になってしまいますから、彼女こそ乙女ゲームの主人公ってカンジですよね。

なので安心して貴方もカタリナに洗脳されてください笑

因みに名物・カタリナ脳内会議もちゃんとありますから、ご安心を。

戦闘の作画クオリティが無駄に高い笑

あくまで「乙女ゲーム」の話なので、恋愛模様が中心になっていく話なのですが。

劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』では戦闘シーンが意外と多く、さらにその戦闘シーンの作画クオリティが無駄に高かったです笑

これはちょっと笑っちゃいましたね。こんなに戦闘シーンに力を入れる必要ある!?って思っちゃいましたから笑

もちろんバトルモノのアニメ映画に比べたら全然だと思いますけど、けど乙女ゲームの世界で必要な作画クオリティではなかったですね。

ネタバレになりますが、作中で「呪われた聖獣」が登場し、暴れ回るシーンがあります。

その聖獣が放つ魔法だったり、それから逃げるカタリナたちの動きだったり、その聖獣を抑えるために仲間たちが放つ魔法だったりへの作画クオリティがマジ意味わかんないです笑

しかもラストシーンはナウシカっていうね。。。どうしたいのかなぁ制作陣。

制作側の販売戦略が凄まじい笑

最近のアニメ映画には「来場者特典」が付き物です。

もちろんこの劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』にも来場者特典として小冊子がついているのですが……

まずこの小冊子が2種類あります。

公開後1~2週目と3~4週目でそれぞれが配られるんですが、まぁこれはよくあることです。どの映画でもやっていることなのですが、はめふらはそれだけではありません。

なんと週替わり特典映像があります。

劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』では、エンドロール後に特典映像が流れるんです。

その名も「乙女ゲーム風エンドロール後おまけ映像」です。

内容はタイトル通りで各キャラクターが立ち絵で色々喋っている映像です。もちろんカタリナ視点です。乙女ゲーム主人公じゃないのに、彼女視点です笑

こちらは1週目から4週目まで別のキャラクターで流れるんです。つまり全部見ようと思ったら毎週行く必要があるわけです。

小冊子だけでなく特典映像まで……販売戦略が凄まじいですね

正直やりすぎじゃね!?って思いましたね笑 まぁ公開している映画館もそれほどないみたいですし、映画1本作るにもお金がかかりますからね。。。仕方のないことです。

この売上次第ではアニメ3期が生まれるかもしれませんからね。。。是非協力したいところです。

【まとめ】事前にアニメ見ておいて欲しい映画作品でした!

いかがでしょうか。アニメの続き的な完全オリジナル作品なので魅力そのままに見られて安心安堵な映画だったと思います。

とはいえやはりアニメの続き的な作品ですから、事前にアニメを見ておく方がより楽しめますね。

仲間たちの詳細ももちろんですが、愛犬・ポチについてなんかは映画内で全く説明がないですからね。。。まぁこの映画をわざわざ見ようって人は見ていると思いますけどね。

見たことない人は、まずアニメから入って欲しいです。

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