『EVEシリーズ』関連のおすすめ小説・漫画などをネタバレ有で紹介《オリジナル小説・ノベライズ・コミカライズ》

今回は『EVEシリーズ』関連のおすすめ小説・漫画などの書籍を、ネタバレ有でご紹介したいと思います。

最近の『EVEシリーズ』を原作とした書籍は販売されていませんが、昔は結構書籍化されていたんですよ!

こんな人に読んでもらいたい!

  • 『EVEシリーズ』マニアな人
  • 『EVEシリーズ』をゲーム以外も楽しみたい人
  • 変わったライトノベルや漫画が読みたい人

この記事を読んで戴ければ、さらに『EVEシリーズ』の世界へとのめり込むことが出来ることでしょう。ようこそEVE信者の世界へ笑

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『EVEシリーズ』関連のおすすめ小説・漫画

今回ご紹介する『EVEシリーズ』関連のおすすめ書籍は、小説・漫画だけになります。

オフィシャルガイドブックやビジュアルブック、公式設定資料集などは含みません。あくまでも「それ単体にシナリオのある書籍」に限ります。

例外として「EVEシリーズの静かなる序章」と呼ばれている『悦楽の学園』の小説版については「ポルノ小説」の扱いとなる為、除外しています。

EVE burst error PLUS サヨナラキョウコ、サヨナラセカイ

引用:©株式会社エンターブレイン ファミ通文庫 ファミ通文庫|KADOKAWA

トリスタン号事件の悲しい結末。それから一週間後―、事件は解決したかのように思われたのだが…。探偵・天城小次郎のところに舞い込んだ一本の電話。

その聞き覚えのある声の主は、意外にもエルディア王女・プリシアのものだった。
彼女をふたたび襲う“テラー”の影。果たしてそのとき小次郎とまりなは、弥生や恭子は、そして眠りつづけるEVEは…!?

小説版のみで展開される『EVE burst error PLUS』のその後を描いた完全オリジナルストーリー。

引用:「BOOK」データベース

直木賞も受賞されている桜庭一樹先生による、『EVE burst error(イヴバーストエラー)』を原作としたオリジナル小説です。

『EVE burst error』から一週間後、未だ在日中だったプリシアがエルディアへ帰国するまでの間に起きた事件の物語ですね。

恭子メインのストーリー

この小説は小次郎・恭子のマルチサイトってカンジで展開されていくんですが……まぁタイトルからわかる通りで、恭子メインのストーリーです。

プリシアのクローンとして生まれた御堂真弥子とは別の、前国王から生まれたクローンが再び前国王を蘇らせるためにプリシアを暗殺しようと事件を起こす流れですね。

結果として小次郎は恭子とまりなの協力を得て事件を解決する展開です。

勢いで捜査官を辞めてしまった恭子が、改めて自分に向き合ってみた!みたいな話でもありますかね。。。何にせよ恭子が大活躍する話です。

若干の矛盾も見える作品

またシリーズ的な観点から見ると、若干解釈が異なる部分や矛盾的なモノが存在します。

アイディアとして使いやすいように解釈を変えている……と言いますかね。。。特に「Cプロジェクト」については「そんなお手軽に前国王出てこんといて!?」ってなりますw

あとは当時の続編『EVE The Lost One』へと繋げる伏線的なモノを盛り込んだりもしてます。

「アルタイル・コーポレーション」とか。あとは最後に謎として残される「EVEは”速い”。だからみんな死んでしまう……」とかのセリフも完全に「LOST ONE」のことですからね。

とはいえ全体的には「アレから1週間でまた事件!?」っていうツッコミはありますが「まぁこんな事件が裏であったとしてもおかしくはないかな」と納得できるレベルですね。

オリジナル小説としては十分に面白かと。

イヴ・ザ・ロストワン

引用:扶桑社

全世界を滅ぼす力を持ったウイルスが研究所から流出した。
人類滅亡の危機に、内閣調査室調査員の二人が立ち向かう。

EVEシリーズ最高のシナリオとボリュームのゲームソフトのノベライゼーション。

引用:「MARC」データベース

『EVE The Lost One(イヴ ザ ロストワン)』の脚本を担当された桜庭一樹(名義は山田桜丸)先生自らの完全ノベライズ作品です。

基本的にはゲームの脚本に準拠したノベライズ作品になっていますが……かなり違う印象を受ける部分も多々あるので、小説版・ノベライズ版とは呼びにくいかもしれません。

ですが主人公であるSNAKE・杏子とは別の「プリシア編」が追加されていますので、これによってゲームだけでは不明瞭だった部分が判明して補完されるカンジではあります。

イヴゼロ The Begining EVE

引用:©株式会社エンターブレイン ファミ通文庫 ファミ通文庫|KADOKAWA

199X年4月、東京都内の探偵事務所。天才調査員を称する主人公・天城小次郎に、新たな依頼が舞い込む。
所長代理兼恋人の柱木弥生に促され、退屈な気分で街に出る小次郎。お約束の浮気調査か!?だが、その背後には…

一方、警視庁公安部に勤務するもう1人の主人公・法条まりなは、鹿児島県沖の海上にて不審船を追い込む。

バラバラな2つの事件が、予期せず交錯。

引用:「BOOK」データベース

こちらも桜庭一樹(名義は山田桜丸)先生による、『EVE ZERO(イヴゼロ)』を原作としたオリジナル小説です。

『EVE ZERO』を原作とした……とは言いましたし、タイトルにも『EVE ZERO』と入っていますが、その内容は「原作とした作品」とは言い難いモノになっています。

実際は小次郎・まりなのマルチサイトってだけのオリジナルストーリーです。弥生や本部長は出てきますが、「エルディア」や「御堂真弥子」は関与しませんし、『EVE ZERO』要素も皆無です。

単純にこの小説の時系列が「199X/4/10」から始まる事件であり、『EVE ZERO』が「199X/5/28」なことから『EVE ZERO』の名前を冠しただけだと思われます。

実際の事件をベースにしたストーリー

「あとがき」にも記載がある通りで「実際にあった事件に小次郎・まりなが絡んでいたら!?」みたいなものがコンセプトで描かれている作品です。

その事件とは―――

  • 1992年暮れ ゼネコン汚職事件
  • 1993/4/3 密入国事件
  • 1993/4/12 偽札「和D-53号」事件
  • 1997年~ 偽札「スーパーK」事件

―――などですね。

つまり、当時は公安にいたまりなが「ゼネコン汚職事件」や鹿児島県沖のサケマス漁船による「密入国事件」の捜査に絡んでいたら……とか。

あるいは小次郎が「偽札「和D-53号」事件」にて容疑者とされた「マスクに野球帽の男」だったら……とか。

そういうIFを盛り込んだ作品です。さらに上記の事件は全てが繋がっていて……みたいなIFまで絡めたカンジですかね。

そういう想像をすると楽しかったりするじゃないですか。。。それを形にしてもらったような作品ですので、妄想好きにはたまらないかもしれませんね。

EVE TFA ~亡き王女のための殺人遊戯~

引用:©株式会社エンターブレイン ファミ通文庫 ファミ通文庫|KADOKAWA

 

俺は天城小次郎、職業は探偵だ。
一応A級ライセンスを持っている。うだるような真夏の昼下がり、セシルと俺は出会った。彼女は日系ブラジル人でグラビアガールをするほどの美人だが、男たちに追われていた。

それもただのストーカーじゃあない。
俺は、もと恋人の探偵・桂木弥生に共闘を申し込んだが、殺人遊戯はすぐそこまで迫っていた!スリルとサスペンスが交錯する人気のEVEシリーズ、オリジナル小説登場。

引用:「BOOK」データベース

またまた桜庭一樹先生による、『EVE The Fatal Attraction(イヴ ザ フェイタルアトラクション)』を原作としたオリジナル小説です。

こちらも上記で紹介した小説『イヴゼロ The Begining EVE』と同様で、「原作とした作品」とは言い難いモノになっています。

小次郎・弥生のマルチサイトってだけのストーリーです。副タイトルが「亡き王女のための殺人遊戯」なので「亡き王女=御堂真弥子?」と思いきや、全く関係ありません。

時系列的には「8月1日」スタートなのですが、何年かはわからないのでどの位置になるのかは明確ではありません。

ただ、この小説の終わり方と、『EVE The Fatal Attraction』が「200X年10月1日~10月8日」なことから、ストレートに『EVE The Fatal Attraction』の2ヶ月前に当たるかと思います。

小次郎と弥生の恋愛模様がメインのストーリー

六本木で猟奇連続殺人事件の超重要参考人から「自分を守って欲しい」という依頼を受けた小次郎が、弥生と共闘して犯人を捕まえる的な話ですね。

「ロングヘアで胸にほくろのある女は、腹にすげぇブツを隠してる」という噂から起きている、複数人による殺人事件なんですけど。。。その噂だけで何人も殺されるってなかなかの展開ですよね。

話のオチとしては……まぁ内輪もめというか、そのブツを持った女性と、彼女が利用して捨てた男とのいざこざによるもので、結果としてその男を逮捕して終了の流れです。

とはいえ話のメインは、弥生の恋愛模様ですかね。

小次郎とのことを引きずっている弥生が、この事件をきっかけに知り合った若い刑事から告白されるのですが、結果として自分のピンチに駆けつけてくれた小次郎の存在の大きさを知るってカンジです。

この事件のこともあって『EVE The Fatal Attraction』のラストへとつながるってカンジにしたかったんでしょうね。。。より無理のないように補完している印象を受けました。

「やっぱり小次郎には弥生しかいない!」っていう人にはおすすめですね。弥生推しを意識して作られたかのような作品です。

EVE TFA

引用:©メディアワークス KADOKAWAオフィシャルサイト

相次ぐ謎の殺人事件。
犠牲者はすべてナイフによる拷問を受けたあと、致命傷を負わされていた。
一連の事件で唯一の生存者である16才の少女、藤井ユカの護衛をしながら、まりなは捜査を開始する。

一方、開店休業中だった小次郎の事務所にも依頼が舞い込む。
破格の条件と引き換えに受けた仕事は、探偵とは畑違いのボディガード。
やがて、まりなと小次郎はそれぞれの事件の延長線上に隠された、国際的な陰謀の渦へと巻き込まれていく…。

まりなの過去、小次郎の記憶。すべての謎が明らかになるシリーズ最新作EVE TFAを完全ノベライズ。

引用:「BOOK」データベース

電撃文庫にて販売された、松山みずき先生による『EVE The Fatal Attraction(イヴ ザ フェイタルアトラクション)』の完全ノベライズ作品です。

上記の『イヴ・ザ・ロストワン』とは違い、ゲームの脚本を手掛けた作家さんが執筆した作品ではなく、別の作家さんによるノベライズ作品です。

こちらは完全なるノベライズ作品だった記憶なのですが……スイマセン、こちらは紛失してしまって内容を忘れてしました 汗

入手し読破しましたら更新したいと思います。

EVE ~new generation~

引用:©角川書店 KADOKAWAオフィシャルサイト

 

人気ゲーム「EVE」シリーズ 初のコミック化。

しがない探偵・天城小次郎のところに、元同僚のまりなが仕事の依頼をしてきた。
それはある大物政治家の娘のボディーガードだったが、実はその娘はすでに殺されていると報道されていた人物だった!

引用:Amazon

漫画版『魔法少女リリカルなのはViVid』などを手掛けた漫画家・藤真拓哉先生による『EVE new generation(イヴ ニュージェネレーション)』のコミカライズ作品です。

コミカライズ作品ではありますが内容はかなり異なっており、オリジナルに近い出来になっています。

原作とは程遠い完成度だけど、読みやすい

その内容ですが、原作ゲームを簡略化したかのような展開です。

登場キャラクターや重要語句はそのままに、そのアイディアだけを流用して生み出したかのような作品なので、原作には程遠い完成度だと思います。

まぁ原作はかなり長いシナリオだったこともあり、これを短期間のコミカライズ作品として連載しようとすると、こういうまとめ方をせざるを得なかったのではないかと。

とはいえ『EVEシリーズ』唯一のコミカライズ作品ですし、原作とは違ってわかりやすく読みやすい作品ですね。

【まとめ】入手はかなり難しいかも!?

いかがでしょうか。まとめると―――

オリジナル小説・ノベライズ・コミカライズ一覧【発売順】
  • 【1998/4/1発売】イヴ・ザ・ロストワン
  • 【2000/4/1発売】イヴゼロ The Begining EVE
  • 【2001/9/1発売】EVE TFA ~亡き王女のための殺人遊戯~
  • 【2001/10/1発売】EVE TFA
  • 【2003/8/1発売】EVE burst error PLUS サヨナラキョウコ、サヨナラセカイ
  • 【2006/11/10発売】EVE ~new generation~

―――となります。基本的にはゲームが発売された後に、しばらくしてから書籍が発売される流れなので、小説もゲームの販売順になりますね。

「EVE burst error PLUS サヨナラキョウコ、サヨナラセカイ」だけは最初に発売された『EVE burst error』原作なのに発売が遅いように見えます。

ですがこの小説はあくまでも『EVE burst error PLUS』というPS2リメイク版の販売に合わせて執筆されたものだからです。

ゲームで『EVEシリーズ』を知ってファンになった人は、是非ゲーム以外の『EVEシリーズ』にも触れて戴けたらと思います。

ただ、残念なことに入手が困難な作品が多いです泣

販売日を見て戴けるとわかると思いますが、古いんですよね。。。読むならブックオフなどの古本屋を巡ったり、ネットで探す手間があります。流石に普通の本屋には置いてないでしょう。

気になった方は、頑張って探してみてください。

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