今回は『EVEシリーズ』のメイン主人公である天城小次郎の名言・名セリフを厳選してご紹介したいと思います。

シリーズ全作品をプレイしている私の、完全なる独断と偏見による紹介です!
こんな人に読んでもらいたい!
- 『EVEシリーズ』が好きな人
- 天城小次郎のような男になりたいと思っている人
- 名言・名セリフが三度の飯より好きな人
この記事を読んで戴ければ、天城小次郎という男のカッコ良さを知ることが出来るだけでなく、貴方の言葉の引き出しを充実させることが出来ることでしょう。
【厳選】天城小次郎の名言・名セリフ10選

引用:©HOBIBOX/el dia EVE burst error R
『EVEシリーズ』通してメイン主人公の1人として登場している「天城小次郎」。
普通とは違う生き方をしている彼は、彼ならでは価値観や考え方をもっており、それによって様々な名言・名セリフが生まれています。
誰もが知るあの名言だけでなく、ちょっとニッチな知られざる名セリフなどからもチョイスしていますので、お楽しみに!
天城小次郎の「勘」
「勘というのはな、演繹(えんえき)と経験と理屈に裏付けされたものなんだ。思いつきや何となくとは、わけが違う。」
引用元:EVE burst error
天城小次郎といえば、切っては切り離せない「勘」についての名言・名セリフです。
原点たる『EVE burst error』にて、絵画捜索の依頼をしてきた偽孔に対して発したセリフであり、探偵としての考え方や行動を決定づける最も重要な要素である「勘」に対する説明文と言えるでしょう。
シリーズ作品が進むにつれてあまり「勘」という要素を押し出してこなくなるのですが、実は天城小次郎って「勘」を頼りに推理や行動をするキャラクターという設定なんですよね。
まぁここでいう「勘」というのは「経験値に基づくもの」という印象が強いので、ちょっとイメージが違うよ!っていうことをプレイヤーにわかってもらうためにあったセリフでもあります。
とはいえ『EVE burst error』内では何度となく「勘」について語るセリフが多いので、名言・名セリフの1つだと言えるでしょう。
「幸せ」に対する考え方
「幸せなんてのはな、こう、力尽くでねじ伏せてでも、自分の所へ引き寄せるもんだぜ。」
引用元:EVE burst error
これもまた「天城小次郎といえばコレ!」と必ず挙げられる名言・名セリフです。
二階堂が殺人を犯して自殺したことになってしまったことで心が折れてしまった桂木弥生を抱きしめ、ベッドで彼女を奮い立たせる時に発したセリフです。
ダメと思った瞬間からダメになる、もう出来ないと思ったら出来なくなるもんなんだと。だからこそ最後まで努力して、限界まで知恵を振り絞れ!と、小次郎は伝えるんです。
結構酷い対応ではあるんですよね。。。従業員が犯罪者になり、他の従業員も辞めてしまって、一人ぼっち……寄り掛かりたい、一緒にやっていきたいと泣きついてきている女性に言えるセリフではないと感じてしまいます。
ですがこのあたりは難しいところなんですよね。。。どうしたって父親である桂木源三郎のことがあって、それを説明できないからこそ、こういう言い方をして1人で立ってもらうしかないっていうね。
のちのシリーズ作品をプレイしてしまうと大分印象が変わってしまうところではあるんですけど、『EVE burst error』単体で見ると小次郎の葛藤が垣間見えるシーンなので、間違いなく名言・名セリフですね。
天城小次郎の行動原理
「義務と責任だけが、人間の行動の全てか?」
引用元:EVE burst error
これは最終日にトリスタン号へと向かう前に、事務所前で柴田茜に告げたセリフですね。
小次郎の立場からすれば、もう無関係といっても差し支えない状況。。。あえて危険な場所へと赴く必要がないと、茜に言われた時に返した言葉です。
原版の片割れを持っているとはいえ、確かにもう義務も責任もないんです。でも、それでもなお、これだけ苦しい思いをしてもなお、渦中へと足を運ぶ小次郎……カッコいいですよね。
小次郎を突き動かしていたのは何だったんでしょうかね。。。きっとそれまでの様々な想いが、中途半端にこの件から降りることを拒否したんだと思うのです。
それほど有名なセリフではないので、分からない方も多いかもしれませんが、個人的にはかなりの名言・名セリフだと感じていますので、ご紹介させていただきました。
御堂真弥子への後悔
「どうあがいても救えないものがあることくらい、1年前に学んでいるだろう? 今大事なのは、救えなかったものにどう向き合うか、だ。」
引用元:EVE rebirth terror
音無橘花と共に逃げ込んだプリンセスホテルにて、死んだ深浦真世のことを思い出している際の発したセリフです。
やはり御堂真弥子のことがフラッシュバックしたんでしょうね。。。そしてこの「どう向き合うか」というのは、忘れることのできなかった1年間でたどり着いた「答え」のようなものなのだと思います。
きっと苦悩があったでしょうね。。。何せ壮絶な生い立ちの少女の自己犠牲があって、今の自分のは生きているのですから。忘れられない記憶として、心に刻まれていることでしょう。
決して御堂真弥子のことを忘れてなんていない、むしろ小次郎の中で今もなお息づいている記憶であることが垣間見える―――まさに名言・名セリフといえるのではないでしょうか。
命に対しての向き合い方
「どんなに孤独になれたところで、この手で触れたものの死は、痛いものだぜ。」
引用元:EVE rebirth terror
OIF本社にて、シルディを捕らえた際に小次郎が彼女へと告げたセリフです。
無益な殺人を嫌がっていたのに、なぜ殺したのか、彼女が「人」に見えなかったのか、と。人との関わり合いが薄くても「人の死」というものは、何よりも痛い―――つまり心に残り続けるぞと言っているんでしょう。
これはここに至るまでに何度となく「死」に触れてきた小次郎だからこそのセリフだと思うんですよね。「死」が当たり前にある警察関係者の法条まりなだと出てこないセリフかもしれません。
シルディに対しての小次郎なりの優しさでもあるんでしょうね。彼女ならわかってくれるかもしれないと。女には甘い小次郎らしいっちゃらしいセリフだとも言えるでしょう。
氷室へのアドバイス
「いま必要なことをするのに、躊躇う必要があるか?」
引用元:EVE rebirth terror
その昔小次郎が、ダーティなことを嫌う氷室に対して発したセリフになります。
これはOIF本社への不法侵入を思いついてしまった氷室が、どうするか悩んでいる際に思い出した小次郎の言葉ですね。まさに小次郎の行動理念というか、確固たる信念がある故に出てくるセリフだと言えるでしょう。
その行動が正義か悪かは関係ない、それがたとえ犯罪であろうとも、それが必要であると自らが判断するのであれば、迷ったりしてはダメなんだと、言いたいんでしょうね。
もし迷ったら、本当に救いたいものを救えなくなるんだと、その一瞬の迷いで、全てを失ってしまうことだってあるんだと、そう言っているのかもしれません。
小次郎を小次郎たらしめている信念が伝わる名言・名セリフです。
成長の伏線
「困る日が来たら後悔するさ。」
引用元:EVE ghost enemies
これはあまぎ探偵事務所前の、倉庫街に生きるカレー屋との会話の中で発せられたセリフです。この会話自体シナリオには全く関係がないので、もしかしたら知らない人もいるかもしれません。
何でも1人でやりたがる小次郎に対して、カレー屋が「それだといずれ困る日が来る」と言われた際に返した言葉なんですが、ホント何気ないシーンで発せられた一言なんです。
ですがコレ、最後までプレイすると小次郎の成長に対する伏線的なセリフになっているんです。
そもそもが一匹狼、1人で行動することが好きな小次郎なので、群れるのが嫌いというか、あまり他人と協力したり、あるいは誰かに頼るような選択をしない傾向があります。
ですがこの『EVE ghost enemies』においては、そんな風に1人で行動したが故に後悔することになり、その結果、弥生や氷室を頼るようになる―――という成長を見せるんです。
なので意外と知られていない伏線なんですよね。。。なので知らない人にも知ってほしいという意味を込めて名言・名セリフに挙げさせて頂きました。
クローンへの想い
「エルディアって国は嫌いだ。女王とは友人だがな、国は好きになれない。なぜって、俺はあの国の闇が本当に気に入らず、その闇から生まれてしまった子すべてに幸せになってほしいと思ってしまっている。」
引用元:EVE ghost enemies
大学にて堀度とのドンパチがあった後、沢城堂村へと帰る前に事務所へより、そこでレイスから真相を聞いた時に出てきた名言です。
深浦真世は無理でしたが、御堂真弥子・音無橘花を辛うじて救うことが出来た後だからこそ出てくる名言だと思うんですよ。
生まれないならそれに越したことはない、だけど生まれてしまったのなら、それはもう1つの命―――1人の人間なのだから、幸せになってほしいと。
正直エルディアという国自体に対してはホント嫌悪しかないんでしょうね。けれどそんな国があったからこそ、出会えた人達もいる……矛盾というか、エルディアに対する葛藤があることでしょう。
ハードボイルドを信条とする小次郎が、エルディアと闇から生まれた命の幸せを願っているという事実は……なんかとてもいいなぁと感じますよね。
関わったことに対する覚悟
「おまえに「いる」と言われた時、探偵を選んだことを、良かったと思ったのさ。いつかまた、オレの前に小さな依頼主が現れる。オレにその記憶が刻みつけられいる限り……な。なかなか、悪くない人生だ。」
引用元:EVE The Fatal Attraction
『EVE rebirth terror』や『EVE ghost enemies』とは違う時間軸―――まさにパラレルワールド的な扱いとなっている『EVE The Fatal Attraction』でのラストシーンで発せられた一言です。
『EVE rebirth terror』や『EVE ghost enemies』とは違うクローン達が、まだ数多く存在しているという現実……それを知り、触れてしまった小次郎とまりなは、もう決して離れられない運命が刻み付けられていると、それを互いに確認しあうようなシーンでの言葉です。
そこで小次郎は「まだクローンはいる」とまりなに言われ、その際に「探偵を選んだことをよかったと思った」って言うんですよ。
これは時間軸が違っても、パラレルワールドであったとしても、天城小次郎は彼らの幸せを願っている……ということなんだと思います。
だからこそ、再び依頼人として現れたのなら、手を差し伸べたい……幸せになる手助けをしてあげることが出来る、そんな人生を「悪くない」と表現しているのだと思います。
逃れられない運命に苦悩しつつも、もし助けられるなら、そんな人生を「悪くない」と言う小次郎のカッコよさが垣間見える名言・名セリフだと思います。
「人」に対する価値観
「この世の中に、取り柄のない奴なんてひとりもいない。では取り柄とはなにか……? 差異だよ。差異があるからこそ取り柄が生まれるんだ。これこそが人間という生き物だ。個性がある。それが人間なんだ。だからおもしろいんじゃないか。」
引用元:EVE new generation
沖岸島の森の中の小屋で、初海から計画の全貌を聞いた際に、小次郎が指摘した欠陥についての名言・名セリフですね。
この直前にも「その0.1%の差異があるからこそ、人間は―――愛しあうことが出来るんだ!」っていう名言もあるんですけど、敢えてこちらをチョイスしました。
背が高いも、背が低いも、足が速いも、頭が切れるも、陽気も内気も口下手も、それら全てが「差異」であり、それこそが「取り柄」なんだと。
そして「取り柄」があるからこそ、悩みや悲しみが生まれ、しかし同時に喜びや幸せが生まれる――ーだからこそ、それが「面白い」んだと告げるんですよね。
人を追う「探偵」という職業についた小次郎だからこそ、それを如実に感じるのでしょうね。もしかしたらそういう「面白さ」があるから、「探偵」を選んだのかもしれませんね。
個性がフューチャーされる今の世の中で、全てが個性―――取り柄だと言える小次郎の考え方は素晴らしいなと思って挙げさせて頂きました。
【まとめ】意外と熱い人情派探偵・天城小次郎 笑
いかがでしょうか。「天城小次郎」というキャラクター性が伝わる名言・名セリフばかりだったのではないでしょうか。
まぁ基本的にはクールぶってるけど、人情に熱い男ですよね 笑 本人はハードボイルド気取りたいんでしょうけど、結構言動はかけ離れている印象です。
ですがだからこそ、いや、それこそが「天城小次郎」という男の魅力なのではないかと思います。
この記事で知った天城小次郎の名言・名セリフが貴方の心に残り、そして貴方の人生が豊かになって頂けたら幸いです。
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