今回は【物語シリーズ】のキャラクター・八九寺真宵の芸風「「嚙みました」から始まる一連の流れ」をまとめてみました。

阿良々木くんと八九寺Pとの「名前を噛む掛け合い」は【物語シリーズ】の名物ですよね。かみまみた!わざとじゃない!?
こんな人に読んでもらいたい!
- 【物語シリーズ】が好きな人
- 西尾維新先生の言葉遊びが好きな人
- 永遠の小学5年生に興奮が抑えられない人
この記事を読んで戴ければ、より【物語シリーズ】の魅力を知れるだけでなく、よりマニアへの道へと突き進むことが出来ることでしょう。
【物語シリーズ】八九寺真宵の芸風「「嚙みました」から始まる一連の流れ」まとめ
八九寺真宵が阿良々木暦の名前を噛むことで発生する2人の掛け合い―――八九寺真宵の芸風たる「「噛みました」から始まる一連の流れ」をまとめてみました。
アニメ「化物語」から「続・終物語」までの間で、この「「噛みました」から始まる一連の流れ」に該当すると思われるやり取りの回数は―――
なんと17回!
意外と少ないと感じる人も多いのではないでしょうかね。。。調べてみて、私も「アレ? 意外と少ない」って思いました。八九寺真宵が登場すると必ずやってる定番の流れだと思ってましたから。
その全てのまとめです。ギャグテイスト強めからシリアス、そして例外まで。どうぞ。
化物語 まよいマイマイ その2

阿良々々木さんは―――

「々」が1個多いぞ!

失礼、噛みました

気分の悪い噛み方してんじゃねぇよ
記念すべき初の「失礼、噛みました」です。
アニメ「化物語」の「まよいマイマイ」にて、阿良々木暦と八九寺真宵が戦場ヶ原ひたぎの道案内で八九寺の母親「綱手」さんに会いに行く途中のやり取りですね。
まさかこの時にはこれが芸風となるレベルで繰り返される定番になるなんて思いもしなかったですね。
化物語 まよいマイマイ その3

どうしました?阿良々々々木さん

今度は「々」が2個多いからな?

失礼、噛みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?
これもまた初めての「かみまみた→わざとじゃない!?」の流れですね。
目的にたどり着けないことから「怪異」を疑い、忍野メメに助けを求めて戦場ヶ原ひたぎは学習塾跡地へ。それを公園で待っている時の2人のやり取りですね。
そして「々」が増えていくという伏線・天丼から、この「まよいマイマイ」のラストである「後日談、というか今回のオチ」にて―――

阿良木さん

それだと「々」が少ないからな?

失礼、噛みました
―――というオチに。ホントに考えられてますよね。。。話には関係ないどうでもいいシーンなんですけどね。
そしてココから八九寺Pの芸風と呼ばれるほどに、まさに定番のやりとりになっていきます。
化物語 するがモンキー その1

あ!アリャリャギさん!

阿良々木だ

失礼、嚙みました

人の名前を「うっかり八兵衛」みたいに言うんじゃない

可愛らしいと思いますが。存外、お似合いではないかと
するがモンキーの序盤の序盤、神原駿河登場前の1コマです。
下校中の阿良々木暦が、地縛霊から2階級特進して街をお散歩するようになった幽霊の幽霊・八九寺と出会った時のやり取りですね。
アニメ「化物語」は前回のヒロインから次のヒロインへ引き継ぐシーンがあったので、それによる八九寺の登場ってカンジでした。
そして神原駿河が登場、そして学校へと戻っていった後のやり取りが―――

良々々木さん(ラララギさん)

八九寺。僕の名前をミュージカルみたいに読み上げるな。僕の名前は阿良々木だ

失礼、嚙みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?
―――という流れ。
そしてココで出た「僕の名前は阿良々木だ」という言葉も定番に加わるようになります。
ここから八九寺真宵が阿良々木暦を別の名前で呼ぶようになり、そしてそれに対する阿良々木暦のツッコミが長々としてくるようになりますね。
化物語 つばさキャット その3

ああ、ムララ木さんじゃないですか

人の名前を欲求不満みたいな名前で呼ぶな

失礼、嚙みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?

神はいた……

どんな奇跡体験を!?
ココで初めて「わざとじゃない!?」に1つ付け加えるパターンが出ましたね。
ココは八九寺真宵が阿良々木暦に「昨日ミスタードーナツで忍野忍を見た」という情報を伝える重要なシーンの冒頭でのやり取りですね。
『傾物語』に繋がる重要なシーンなので、印象的で覚えている人も多いかもしれませんね。。。まぁこのやり取りはどうか知りませんが。
化物語 つばさキャット その4

何良々木(アララギ)さん

ついにただの誤植になってしまったか……

失礼、嚙みました

違う、わざとだ―――いや、そんな場合じゃない!
読み方は「アララギ」なのに漢字が「阿」ではなく「何」と間違えるという、映像ありきのボケ・ツッコミという新機軸なパターンですね。
場面的にはブラック羽川を元に戻すべく、家出してしまった忍野忍を探している最中なんですけど……相変わらず余裕がありますよね、阿良々木くんは。
偽物語 かれんビー その1

阿良々木……読子さんじゃないですか!

概ねその通りであって非常に惜しい感じなんだが、しかし八九寺。人を神保町に本で詰まったビルを所有している大英帝国図書館特殊工作部勤務の紙使いのお姉さんみたいな名前で呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ
これもまた珍しい、新パターンが披露されています。
「失礼、嚙みました」「違う、わざとだ」がないだけでなく、苗字ではなく名前を噛む八九寺真宵と、非常に長いツッコミを披露する阿良々木暦っていうね。。。ホント幅広いですね、この2人。
因みにツッコミの元ネタは、アニプレックスから販売されたOVA「R.O.D -READ OR DIE-」の主人公、「ザ・ペーパー」のコードネームを持つ「読子・リードマン」から来てます。
このやり取りは夏休み、羽川翼の用事により勉強会がなくなり、千石撫子の家に遊びに行く途中に出会った際のやり取りで、この後に2人はちょっとお茶します。
そこでもう1回。

なるほど!修羅々木さん!

ものすげぇカッコいいから寧ろそっちの名前に改名したいくらいだが、しかし八九寺。何度も何度も繰り返して言うように僕の名前は阿良々木だ!

失礼、嚙みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?

ファミマ見た?

そんな気軽にコンビニの場所を確認されても! 愛か!? 愛を買いに行くのか!? 298円で!?
個人的に一番好きな「嚙みました」ですね。ランキングをつけるなら圧倒的1位です。
このやり取りの少し前に、コレの伏線的な話をしているシーンがあって、その流れありきのやり取りなんですが、それも含めてマジで草。
『偽物語』の話的にはマジでどうでもいいシーンなんですけどね。。。何気に「かれんビー」の中では「忍との和解シーン」に次いでお気に入りのシーンだったりします。
偽物語 つきひフェニックス その2

あの~キキララさん

八九寺。僕の名前をファンシーグッズのリトルツインスターズみたいに言い間違えるな。僕の名前は阿良々木だ。つーかお前、さっきすっころんだ僕に対して驚きのリアクションを取る時、ちゃんと「阿良々木さん」って言ってたじゃないか

失礼、噛みました

違う、わざとだ

ハニカみました!エヘ!

か、可愛すぎる!

はぁ~。阿良々木さんは相変わらずアドリブに弱いですね
普段の流れと思いきや、痛いところをツッコまれた八九寺真宵が反撃と言わんばかりに「かみまみた」と言うところにアドリブを入れるというパターンですね。
妹の阿良々木火憐を神原駿河の家に送り届けた後の帰り道、八九寺真宵を見つけた阿良々木暦がいつものハグをかまそうとするも、忍に足を引っ張られてすっころんだ時のやり取りです。
っていうか仕掛けてきますね……流石は八九寺Pというところでしょうか笑
この後にも―――

ところでカラブキさん

確かに僕は明日神原の部屋を掃除する予定だけれども、だからといって別に掃除好きの掃除マニアってわけじゃないんだから、乾いた布での清掃方みたいな名前で呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ

失礼、噛みました

違う、わざとだ

噛みました。ハムッ(阿良々木暦の指を噛む)

甘噛み~!?―――よし! 今回はちゃんとアドリブに対応出来た! 僕もやられっぱなしじゃない!
―――なんて。攻撃の手を緩めないのも八九寺Pらしさでしょうかね。
しかしそれに対応してくる阿良々木暦も流石ですかね。。。今までの阿良々木くんなら甘嚙みなんてされたら確実にテンパってることでしょうから。きっとツッコミに気を張ってたんでしょう笑
っていうか阿良々木くん、アドリブ対応出来て喜びすぎでしょ。お笑い芸人目指してるわけでもあるまいに。
傾物語 まよいキョンシー その4

ところでパラレ木さん

今の話の流れでそんな噛み方するな! 僕が偽者みたいじゃねぇか! 嚙み方において手を抜くな! 僕の名前は阿良々木だ

失礼、噛みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?

かみま!

略した!? 「噛みました、まぁ」の略!? ミスに対する誠意ってものが全く感じられねぇ!
『傾物語』のラストシーン。忍野忍と共に別ルートから帰ってきた阿良々木暦が、北白蛇神社の入り口にて彼を探していた八九寺真宵と遭遇した時のやり取りです。
八九寺が「死んだことは不幸せだったけど、阿良々木さんに会えたことは幸せだった」と語る名シーンなんですよね。。。
この後は時系列的に「鬼物語」へと続くため、八九寺の出番が極端になくなりますから、このやり取りが中々見られなくなります。
鬼物語 しのぶタイム その4

ああ、そうだ。阿良々木さん。最後にアレやりましょうよ、アレ

アレって?

「噛みました」から始まる一連の流れ

なんだよ。やっぱわざとだったのかよ、アレ

当たり前じゃないですか。あんな噛み方するヤツ、いませんて。ね、阿良々木さん。そういえば今回、一度もやってませんでしたし

……

阿良々木さん。私へのはなむけだと思って、ココは是非

……わかったよ

(阿良々木暦へキス)失礼、噛みました……大好きでしたよ、阿良々木さん
まさに「鬼物語」のラスト。八九寺真宵が成仏してしまうシーンでのやり取りです。
これは定番のやり取りではないのですが、決して外すことの出来ない名シーンでしたので入れさせていただきました。
噛んではいませんけど、一応「失礼、噛みました」と言っていますしね。。。何よりこのシーンは八九寺真宵を語る上ではなくてはならないシーンだと言えるでしょう。
この『鬼物語』は「しのぶタイム」と銘打ちながらも、意外と八九寺真宵が主人公の物語でもあるので彼女の出番が多いのですが、ココまでこのやり取りがないんですよね。
それどころではない状況だったってこともあるでしょうが、それよりもこのラストのやり取りを際立出せる為に作者・制作陣があえて削った結果なのでしょう。
暦物語 こよみサンド

あ、こんにちは、飽き飽きさん

ちょっと待て、八九寺。僕との会話にもうすっかりうんざりしているかの如き倦怠感あふれる風に呼びかけてくるな。僕の名前は阿良々木だ

失礼、噛みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?
時系列的には少し戻って、6月の忍野メメがいなくなった頃のやり取りですね。
放送的には久しぶりの登場だったこともあり、アプリ放送でスマホ片手にテンション上がってこのやり取りを楽しんでいた記憶がありますね。
暦物語 こよみデッド

あ、お目覚めですか?それとも、これはこれは寝た子を起こしちゃいましたかね。ララバイさん

僕の名前を子守唄みたいに言ってんじゃねぇ。僕の名前は阿良々木―――!?

でしたね! 失礼、噛みました!
八九寺真宵が帰ってきた―――!!ってテンション爆上がりしたシーンです笑
まぁ『暦物語』はこの「こよみデッド」の為にあるといっても過言ではないカンジであり、そしてそのラストシーンである「地獄で八九寺真宵に再会する」シーンこそが一番の見どころでしたよね。
まさにこのやり取りは、八九寺真宵だと確認する為にあるかのようなカンジでした。
終物語 まよいヘル その1

あらラッキーさん!

八九寺……僕は今、自分は不幸だったかっていう話をしていたところなんだ。どんな噛み方をするにしたってそんな陽気でハッピーな噛み方だけはしないでくれ。せめてアンラッキーさんにしてくれ。そして僕の名前は阿良々木だ

失礼、噛みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?

噛みまみなみさみなみわみあみやみたみはみらみ

よく噛まずに言えるよな、そんなセリフ。そんなお前に僕は舌を巻かずにはいられないよ!
八九寺真宵の先導で、阿良々木暦が地獄めぐりをしている時のやり取りなんですが……久しぶりに阿良々木くんに会えて、八九寺がテンション上がってるカンジがしますよね、ココのやり取りって。
っていうかこの「噛みまみ~」から始まるセリフって、『化物語』の「つばさキャット」の時に出てきた羽川翼の「にゃにゃめ~」を意識されてるんでしょうか。
この辺りはまさに西尾維新先生らしさってカンジがするのは私だけ?
終物語 おうぎダーク その1

は、八九寺……

いや、それはもう地獄で散々やったからいいじゃないですか、バララキさん

いや、カッコいいけれども、八九寺。人を土方歳三の少年時代みたいに言わないでもらおうか。僕の名前は阿良々木だ

失礼、噛みました

違う、わざとだ

かみまみた

わざとじゃない!?

屈みました

確かにキャッチャースタイルだったけれど!
受験を終え、そして戦場ヶ原ひたぎとのデートを終えた阿良々木暦が、夜の公園でキスショットに振り回されて満身創痍になってしまった時のやり取りですね。
どうでもいいですが、なんであのシーンでは野球したり、クリケットしたり、あるいは休憩中にばかデカいケーキ食べたりしてるんでしょうかね。。。流石はシャフトと舌を巻かずにはいられませんw
以上、計17シーンが「「噛みました」から始まる一連の流れ」のまとめになります。
【例外】偽物語 かれんビー その3

何よ、ちゅららぎくん

人の名前を沖縄の方言みたいに呼ぶな! 僕の名前は阿良々木だ―――ってそりゃ八九寺の芸風だろうが!

失礼、噛みました

違う、わざとだ

噛みま死ね

やっぱりわざとだ!
「嚙みましたから始まる一連の流れ」の戦場ヶ原ひたぎバージョンです。
八九寺真宵のことが見えない・声も聞こえない戦場ヶ原ひたぎが、ココまで八九寺真宵の芸風を再現するとは……しかもオリジナリティまで入れてくるなんて流石の一言です笑
にしても凄い言葉ですよね、「嚙みま死ね」って。何が凄いって、誰のセリフなのか一目瞭然なのが凄い。ある意味「蕩れ」なんかよりもっと注目されるべきセリフかと。
【まとめ】注目して見てほしい定番ネタ
いかがでしょうか。こうしてまとめてみると、この2人って本当に長年付き添った漫才師かのようなやり取りを展開していますよね。
まぁ阿良々木くんもこの「「嚙みました」から始まる一連の流れ」を「八九寺の芸風」だと言ってますしね。。。最早戦場ヶ原ひたぎより夫婦漫才が似合う2人だと言えるでしょう。
是非ともこの記事をきっかけに、この「「嚙みました」から始まる一連の流れ」に注目してアニメを見直してみてはいかがでしょうか。
そういう楽しみ方も出来るのが【物語シリーズ】だと、私は思っています。
以上。
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