今回は『EVE burst error R(イヴバーストエラー)』のプレイ日記(小次郎サイド 3日目 9x/12/05)をネタバレ有でご紹介したいと思います。

ネタバレ有のあらすじを元に、感想・評価・見どころ・押さえておきたいポイントなどを解説したいと思います。
こんな人に読んでもらいたい!
- まだプレイしたことないから、軽くどんな内容か知りたい人
- プレイしたけど忘れてしまったから思い出したい人
- EVE信者・ファンとして、私と想いや気持ちを共有したい人
この記事を読んで戴ければ、未プレイの人はプレイしたくなるでしょうし、プレイ済みの人はあの時の思いや気持ちを思い出して懐かしさを感じられることでしょう。
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【プレイ日記】『EVE burst error R(イヴバーストエラー)』小次郎サイド 3日目 9x/12/05
今回は小次郎サイドの3日目・9x/12/05のプレイ日記になります。
【あらすじ】小次郎サイド 3日目 9x/12/05【ネタバレ有】
ココでは小次郎サイド 3日目 9x/12/05がどんな内容なのかを、ネタバレ含みつつあらすじとして記載します。
【小次郎サイド 3日目 9x/12/05】あらすじ
- 朝。茜に問い詰められる小次郎。二階堂が例の殺人事件の犯人として指名手配されていた
- 大騒ぎになっている桂木探偵事務所へ向かい、弥生から殺されたのは孔だと聞き、依頼人は孔ではなかったことを知る
- エール外国人学校で松乃と会話。孔についてや学校が臨時閉校することを聞く
- プリンセスホテルで茜に遭遇。誰かと部屋で密会している様子だった
- そのままバーへ。グレンに今回の殺人が中東のアサシンが関係していること、さらにプリンが賞金首になっていることを聞く
- 事務所前でシリアに会う。彼女もまたプリンを探している様子
- 事務所へ戻ると弥生から電話。途中で切れたので桂木探偵事務所へと行くとかなり酔っぱらった弥生が。
- 二階堂が自殺し、そして所員も一斉に退職したことで自棄になっている弥生を介抱する。
- 桂木探偵事務所の為にこの事件を追うことにした小次郎は恭子の元へ。互いの情報交換し、翌日から共に事件について探ることに
- 事務所へと戻ると侵入者が。背後を取られる小次郎。しかし相手を組み伏して武装解除する
- 相手はシリアだった。彼女は左足の銃創により気絶してしまう。小次郎は夜通し看病。3日目終了
3日目は、自身と周囲の人間が大きな事件に巻き込まれたことを知った小次郎が、弥生の為にその謎を解き明かすことを決意し行動するようになる「きっかけ」的な内容ですね。
それと同時にプリンが賞金首になってしまっていたりと、別のシナリオもまた進んでいきます。
これらには繋がりがあるのか。あるとするならばどんな繋がりなのか。ココから物語は激しい展開になっていくんです。
見どころ・押さえておきたいポイント【ネタバレ有】
では小次郎サイド 3日目 9x/12/05においての見どころや押さえておきたいポイントなどを、感想や評価などを交えてご紹介したいと思います。
殺されたストールマン=孔と、孔の一族について
自宅にて死体が発見された「ストールマン=孔」という人物……彼が、そして彼の一族がどんな人物たちだったのかが、この『EVE burst error』だけでなく『EVEシリーズ』において重要です。
まずは「ストールマン=孔」という人物について。
小次郎サイドでもまりなサイドでも、彼とは生きている時に対面して会話を交わすことはなく、死体となって初めて認識されたキャラクターです。
そもそもどんな性格なのかと言えば、落ち着きがある・優雅で優しい・平和を好む・几帳面・綺麗好きなどといった情報が両サイドから得られます。
ですが彼を語る上で重要な情報はそれではありません。
彼を語る上で重要な要素は「代々エルディア王家に仕えてきた家系の人間であること」と「現在のエルディアの改革には否定的―――やり方を好ましく思っていなかった」ことです。
まず疑問に思ってもらいたいのが「代々エルディア王家に仕えてきた家系の人間が、なぜ日本の学校で校長なんかをしているのか?」という点です。
左遷された可能性もありますが、それよりも「何かしらの意図があって日本の学校で校長をしている」という方がしっくりきます。
そして何かしらの意図―――これはつまり王家の人間の意図ということであり、日本で学校の校長をしながらも、エルディア王家の為に動いていた可能性が高いことが想像出来ます。
そして「エルディアの改革のやり方を好ましく思っていなかった」ということは、つまり改革を推し進める御堂大使とは敵対関係にあった可能性があるということですよね。
そんな状況で殺されるって……ってことなんですよ。つまりエルディア王家の為に何かしらの行動をしていたが、結果敵対する何者かに殺されたわけです。
果たして何をしようとしていたのか。王様亡き今、彼が仕えるエルディア王家とは誰なのか。その辺りが物語上、重要な要素になっていくわけです。
そして「ストールマン=孔」の一族についてですね。
代々エルディアに仕えてきた家系で、ストールマンの祖父はエルディア王家の執事、父親である「ドールマン=孔」は旧エルディア科学局・局長です。
祖父は置いておいてこの父親「ドールマン=孔」の存在が、今後の『EVEシリーズ』においては特に重要なキャラクターになっています。
今後の『EVEシリーズ』とは、新たな時系列にて作られた『EVE rebirth terror』『EVE ghost enemies』(22/08/01現在)です。
つまり旧エルディア科学局にて「ドールマン=孔」が生み出した様々な知識や技術が、『EVEシリーズ』作品において重要なファクターなんですよ。
この辺りは、この『EVE burst error』からの新たな時系列に乗ったシリーズ作品を作るにあたって「この設定を引っ張って来て広げたら面白くなりそうだな」と、シナリオライター・さかき傘さんが考えたってことでしょうね。
結果、EVEシリーズにおいて孔の一族は、物語にとって重要なキャラクターなのでちゃんと押さえておくと理解が深まることでしょう。
プリンがシナリオに関わり始める
ココまでの段階で、プリンが小次郎の事務所に来たことや、彼女と小次郎が織りなすコメディな要素はシナリオとは無関係なカンジで進んでいると思います。
ですがこの3日目で様子が変わってくるんです。プリンが本筋のシナリオに徐々に関わり始めてくるんですよね。
まずは「ストールマン=孔」との関係性についてですね。
彼が殺されたことを知ったプリンは、お皿を割ってしまう程の動揺を見せます。そして真相を確かめる為に孔の家へと行ったりもします。
この段階で既に「ストールマン=孔」とプリンの間には何かしらの繋がりがあるのか?とプレイヤーは疑い始めますよね。
次に賞金首になってしまった件。
誰が賞金を懸けたのかは現時点でわかりませんが、1人の外国人少女に懸けるような賞金額ではなく、明らかに彼女には何かしらの秘密があることが見え隠れしてきます。
しかもそんな彼女を、あのシリアが探している状況。
小次郎サイドだけでは、シリアについてはエール外国人学校に出入りしている人で、かなり危険な空気をまとっている程度ですから、賞金目当てで探してる?と思うだけかもしれません。
ですがまりな側の2日目をプレイしていれば、シリアのような人間がプリンを探していることに違和感を感じることでしょう。
しかもシリアはプリンを前から知っている、しかも気遣っているような素振りを見せるところから敵対しているわけではない関係性が見て取れるんです。
そうなるとプリンとシリアは仲間? ということはストールマン=孔とも? となるとその中心にいる人物ってもしかして……みたいな想像まで出来たら凄まじい推理力ですね。
ともあれ、プリンが本筋のシナリオに関わり始めてきていることが容易に想像できると思います。
果たしてプリンは何者なのか。超重要ですので要チェックや!ですw
小次郎と弥生の関係性
この『EVE burst error』は元々PCゲームだったこともあり、美少女ゲーム要素が含まれています。
なので小次郎サイドでは小次郎とヒロイン達の恋愛模様が随所に見られます。
その対象となっているヒロインが―――
- 桂木弥生
- 氷室恭子
- 柴田茜
- シリア
- 御堂真弥子
- プリン
―――になります。
その中でも弥生との恋愛模様は、とてももどかしくて切ない物語がそこにはあり、それがある意味で見どころであると言えるでしょう。
ココに至るまでの小次郎と弥生のやり取りを見てもらえれば一目瞭然だとは思いますが、互いにまだ惹かれていて、気になっている間柄です。
それもそのはずで、小次郎と弥生は「別れよう」とハッキリと明言したわけでもないですし、どちらも嫌いになって別れたわけではないからです。
なので未練のある弥生が、全てを失ってしまって小次郎へと寄りかかってしまったのは、しょうがないことだったんですよね。本当はずっと小次郎に傍にいて欲しかったわけですから。
そんな小次郎もまた、弥生に対して少なからず好意を見せます。
「抱きしめたい気持ちは確かにココにある」と言って抱きしめたり、好きかと聞かれて「好きだと思う」と伝えてみたりですね。
そんな2人がどうして別れたのか。その理由は「小次郎が弥生の父親を警察へと突き出し、桂木探偵事務所を辞めて、一緒に住んでいたアパートからも出ていったから」でした。
つまり小次郎は、弥生の父親を警察へと突き出したから、そんな自分とは一緒に居られないだろうと思って、桂木探偵事務所を辞めて、一緒に住んでいたアパートからも出ていったってことです。
そこで疑問に思うことでしょう。好き同士だった弥生と別れるようなことになってまで、なぜ小次郎は弥生の父親を警察へと突き出したのか?ということに。
これは小次郎サイド 1日目 9x/12/03でも書かせていただいた部分ではありますが、そこには理由があるんです。
その理由があったから、小次郎は弥生と別れることになったのです。そしてその理由は、決して弥生には言うことが出来ない……言わないと誓ったことなんです。
普通の人なら言ってしまいたくなると思うんです。言ってしまった方が自分が楽になるから。でも小次郎は言わない。それが約束であり、何より弥生のことを心から思っているからなんです。
弥生ことを心から思っているからこそ、ちゃんと自分の足で立っててもらいたい。その為にはどんなことでも力になる。元へは戻れないと考えた小次郎は、そういう立ち位置で弥生の側にいることを決めたんでしょうね。
こんな小次郎の立場や思いだけでもかなり切ないものですが、さらに切ないのが弥生は小次郎が何かを隠していることに何となく気付いていることなんですよね。
ずっと一緒にいたからこそわかる何か。そしてずっと一緒いたからこそ、小次郎は何があってもそれを教えてはくれないだろうということも、わかっている。だから聞かない弥生。
何とももどかしくも切ない恋愛模様だと思いません? 大人の恋愛というか、絶妙な距離感・関係性がそこにあって、それがとても魅力的に見えるのではないでしょうか。
事件の方はもちろん面白いですが、こういった恋愛模様もまた1つも魅力だと思うので、是非ご堪能あれ。
【まとめ】小次郎が事件解決へ乗り出す決意をする3日目
3日目の見どころや押さえておきたいポイントなどをご紹介させて頂きましたが、いかがでしょうか。
この3日目は、まさに小次郎が事件を解決するべく動き出すきっかけの物語だと言えますね。
完全に折れてしまった弥生を再び立ち上がらせる為に、この事件の真相を解き明かして桂木探偵事務所の名誉を挽回するべく行動を開始するようになります。
危険な気配を感じているにも関わらず、惚れた女の為に渦中へと巻き込まれにいくその様は、男から見ても「マジカッコイイなコイツは」と言わざるを得ませんね。
次はまりなサイド 3日目 9x/12/05 のプレイ日記になります。

以上。
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