【コンビニ】コンビニのオーナーについて紹介。それらを踏まえた上で「オーナーは止めておけ」という結論。

スポンサーリンク

無料配布の求人雑誌の中でたまに記載されている「コンビニのオーナー募集」

イメージだけで言えば、オーナーという職業には魅力を感じる。机にふんぞり返っているだけでお金が入ってくるみたいな。仕事をしないで食べる飯はそりゃ美味いことだろう。

だが現実はそんなに甘くない。セブンイレブンでアルバイトをしていた時にその店のオーナーと、そのエリアのエリアマネージャーに聞いた話だが、その中身を知ると「それってオーナーじゃなくね?」ってなる。それがコンビニのオーナーなのだ。

 

スポンサーリンク

コンビニのオーナーになるには?(セブンイレブンの場合)

そもそもコンビニのオーナーになるってどういうことかだが、これはフランチャイズ契約を結ぶってことである。

コンビニフランチャイズまでの流れ

フランチャイズ契約についての簡単な説明はこちら。

【フランチャイズ契約】

  1. オーナーとなる人(または法人)がフランチャイズの本部にお金(加盟金)を払う。
  2. フランチャイズの本部がお店の看板、確立されたサービスや商品を使う権利をくれる。
  3. それを使って商品を売って、売り上げの何%かをロイヤリティとしてフランチャイズの本部に払う。

その上で、セブンイレブンにおけるフランチャイズ契約の加盟条件を下記に記載。

 

セブンイレブンのフランチャイズ加盟条件

60歳以下の健康なご夫婦、または親子、兄弟・姉妹など(二親等)、甥・姪など(三親等)、義理を除く血縁のいとこ以上で経営に専念できる人である。

簡単に言えば自分を含む親族で元気な人間2人以上が必要ってことになる。あとは必要なのはお金(加盟金)くらいなので奥さんと一緒に働けるような人で、お金が準備出来れば誰でもなれる。加盟条件自体はさほど厳しい条件ではないと言えるだろう。

 

セブンイレブンのフランチャイズ契約形態

契約形態は2種類。好きな方を選択可能。

セブンイレブン
フランチャイズ契約(差分)
契約形態 Aタイプ Cタイプ
加盟金 300万円 250万円
チャージ料 固定(43%) 変動(54~74%)
最低保証 2,200万円 2,000万円
土地・建物 自分で用意 本部が用意
加盟金
成約預託金のことで、最初に必要な資本金。
チャージ料
本部に払うロイヤリティのことで、売上総利益に対して決められた比率を乗じた金額を支払うことになる。
Aタイプの場合は、43%の固定。
Cタイプの場合は、売上総利益によって変動(スライドチャージ率)54~74%。
最低保証
オーナー総収入の最低保証金額のこと(24時間営業/年間)
オーナー総収入とは「売上総利益」からチャージ料を差し引いた金額であり、そこから営業費を差し引いたものが、オーナー利益となる。
営業費とは人件費筆頭の店舗営業にかかる費用のこと。

 

どちらのタイプを選ぶのが得なのか。

最低保証金額も含めて考えると、Aタイプの固定43%チャージ料の方が利益が出やすく感じる為、大抵の人はAタイプを推奨するだろうが、主観ではCタイプを推奨する。

なぜならそれは土地・建物の問題である。

正直なところ、コンビニの売り上げは90%立地で決まる。これは地方に行けば行くほど顕著であり、どんなに接客を頑張っても、どんだけニーズに合わせた品揃えを心がけても、どんだけ綺麗な店舗だったとしても、お客様は「近い」という理由でコンビニを選ぶものである。もちろんそれが全てではないが一定の水準をキープ出来ていれば、あとは立地だけがモノをいうのがコンビニというものなのだ。

Aタイプの場合、土地も建物も自分で用意しなければならない。だがCタイプの場合は、土地も建物も本部が準備してくれる。そして何よりその立地が悪くて売り上げが伸び悩んだ場合、そことは別の土地・建物を用意してくれて移転させてくれるのだ。

これが何より大きい。立地は売り上げだけでなく、人員確保にも大きく関わる。コンビニ業界で最も大変なのは人員確保といっても過言ではないのだから。

それを含めてCタイプの方が、オーナー利益は出にくいかもしれないが、経営はしやすいと言えるだろう。

 

コンビニのオーナーは止めておけ

ここまで書いてきて、結果「オーナーは止めておけ」という結論を伝えざるを得ない。

その理由は1つ。やはり人員確保が困難だからである。

もし椅子に座っているだけのオーナー像をイメージしていて、そうなりたいのであればまず「店長」を雇う必要があるわけだが、この店長がそう簡単に確保出来ない。店長は責任者ある立場の人間であり、大抵正社員雇用。だが正社員として働くとしたらコンビニ店長というのはデメリットが多すぎるのだ。

【コンビニ店長のデメリット】

  • 昇進なし(上のポストがない)
  • 長期休暇は取れない(24時間365日営業の為)
  • 遠出・旅行しづらい(何かあれば対応しなければならない為)
  • 給料が安い(高く設定するとオーナー利益が減る為)

故にオーナーが店長をしている店舗が多いのが現状である。そうすると上記の店長デメリットの上3つがそのままオーナーのデメリットということになる。

さらにこのご時世、コンビニで働いてくれるアルバイトを確保するのが本当に大変である。外国人を積極的に起用している店舗もあるが、コンビニ業務は複雑なものも多いので日本語がある程度話せないと務まらない。

アルバイトが確保出来なければ、営業出来ない。そうなれば当然代わりに店長やオーナーが店舗に立って仕事をしないといけない訳だ。その上でいきなりアルバイターにバックレられたりする。空いたシフトの穴を他のアルバイターで埋められればいいが、不可能ならそれも店長やオーナーが埋めることになる。

つまり人員が確保出来ないと、店舗内で一番働いているのはオーナーってことになるわけだ。故に加盟条件が家族・親族等2人以上なのである。身内で賄っていかないと経営はきついのが現状なのだ。

もうそれはオーナーというよりは、最早コンビニに雇われていると言わざるを得ないだろう。コンビニオーナーは止めておけという結論になるのは当然なのである。

 

それでもコンビニのオーナーになりたい人は(セブンイレブンの場合)

それでもコンビニのオーナー(セブンイレブン)になりたいのなら、どっかのセブンイレブンで3年以上アルバイトしてからが良いだろう。オーナーの苦労を間近で見てから判断出来るというのもあるが、1番はインセンティブチャージである。

インセンティブチャージとはロイヤリティ減額措置のこと

つまり本部に支払うロイヤリティが減るのでオーナー利益が出やすくなるのだ。通常のオーナーはオープンから5年後に条件を満たしていた場合にインセンティブチャージが適用されるのだが、実はセブンイレブンでのアルバイト経験がある人は、その期間(最低3年以上)を実績期間として差し引いてくれるのだ。

つまりアルバイト経験が5年以上あれば、オープン直後からインセンティブチャージを受けられることになるわけだ。

興味のある人は、全国各地で無料のオーナー説明会を開催しているので、聞いてみるのも手だろう。

以上。

コメント