人生において、最も重要な勉強とは何だと思いますか?
答えは人それぞれというか多岐にわたると思いますが、その中でも私は「お金」に関することは外せないのではないかと思います。
つまり「お金」にまつわる常識や知識ですね。
これを知らないと金銭的に損をすることばかりなのに、学校では決して学ぶことのない勉強ではないでしょうか。少なくともどこで使うんだっていう微分積分の数式や化学式なんかよりは遥かに役に立つことは間違いですね。
ではどうやって学べばいいかなぁという話ですが、今回はそんなお金の常識を学ぶための本をご紹介したいと思います。
山崎俊輔さんの「大人になったら知っておきたいマネーハック大全」です。この本には知らないと確実に損をするお金の新常識が詰まっています。
ココではその中でも気になった箇所をピックアップしてご紹介したいと思います。
「マネーハック」=お金の関するライフハック
お金の話で言えば、日本人は「マネーリテラシー」が低いと言われますよね。
「マネーリテラシー」とはお金を使いこなすスキルみたいな意味合いなんですが、日本人はあまりお金に関して勉強していないせいか、海外に比べるとそのスキルが低いようですね。
なので「マネーリテラシー」を上げましょう!って話が本書には書かれている―――のかと思いきや、ちょっと違います。
そこで出てくる単語が「マネーハック」です。
は? 何それ? 「マネーハック」とは何さ!?って話ですが、簡単に言えばお金に関するライフハックのことです。
ライフハックとは、仕事とか生活の中で便利で効率的なヒントみたいなもんで、マネーハックとはそのお金版ってカンジですね。
なので「苦労」とか「面倒くさい」とかからはかけ離れた考え方です。出来るだけ楽に、そして結果として効率的な選択となるルートが辿れるアイディアのことですね。
本書ではもっと気軽に自分が得する・損しない為のお金のライフハック―――「マネーハック」が紹介されているというわけですね。
様々な観点から語られているマネーハックをうまく活用することで、お金に対する新しい考えや気づきを得ることが出来ることでしょう。
88のマネーハック
本書では88に及ぶお金に関するライフハック―――「マネーハック」が綴られています。
その中から個人的に気になった部分をご紹介したいと思います
コスパは3つの観点から考える
みんな大好きなコスパ―――コストパフォーマンスの話。
買い物に対するコスパを考えた時。どれだけ満足度が得られたかどうかがコスパが良いかどうかを考える指針にはなるかと思います。
本書ではそれを「買う前」「買った瞬間」「買った後」の3つの観点から要因分析することを勧めています。
つまり―――
- 「買う前のコスパ」は、どれだけわくわくできたか。
- 「買った瞬間のコスパ」は、お金を支払う瞬間に感じる快楽感情はどうか。
- 「買った後のコスパ」は、その商品を消費・使用することで得られる満足感はどうか。
―――になります。
この3点か高いことこそが良いコスパであると言えるのです。確かにこういう風に分けて考えることって、意識しないとしないかもしれませんね。
確かに「衝動買い」とかは「買った瞬間のコスパ」は最高潮かもしれませんが、「買う前のコスパ」は衝動で買ってるのでないに等しいですし。
それに「買った後のコスパ」は後になって買って後悔することもあるのが衝動買いなので、マイナスかもしれません。
なのでこういった考え方を持っているこそがコスパを意識していると言えるのかもしれませんよね。
その上でより良いコスパの買い物の仕方を考えると、やはり際限なく時間の取れる「買う前のコスパ」を意識することでしょうね。
買うモノを決めた時、すぐに買いに行かずにカタログを調べたり、ネット情報を見て比較したり、あるいはそれを消費・使用しているところを想像・妄想wしたりすることで得られるわくわく感。
これをより感じることは、コスパが良い買いモノになるということなんですよね。
「投資は100万円」からという謎の先入観
ぶっちゃけ、私も思ってました。だから手を出して……いや、出せませんでした。
思い込んでましたね。株式投資とか、FXとか、投資信託とか、こういった投資を始めるには100万円くらいの資金が必要なんだって。
だから100万円貯まったらはじめよう!って。……なんていいながらも、無駄遣いが多くて全くお金が貯まらず、投資なんて夢のまた夢なのが、私の現状でした。
ですがそれは誤解だそうです。な、なんだって―――!!? ってカンジです。
時代が変わりつつあることもあるそうですが、今や100円から投資は始められるとか。むしろ100円から始めるのがマネーハック的投資のセオリーだとも語られているのです。
そのセオリーの理由についていくつか語られていますが、一番の理由は「大きな金額で投資を始めると、楽じゃなくなるから」。
マネーハックのポイントは「楽であること」なので、楽じゃなくなるような投資はマネーハック的にはNGだということです。
どういうことかというと、まず投資はどうしても損する可能性を否定できません。なので投資する金額が大きくなればなるほど、損する金額も大きくなります。
誰もが大損したくありませんよね? そうすると毎日毎時間値動きをチェックしたりしなくてはいけなくなります。それは楽じゃありませんよね?って話です。
100円とか1000円とか少ない額で始めれば、損しても大したことないって思えますよね。だからそのうち時間が立てば儲かるだろうと放置出来るんですよ。放置出来るなら、それは楽ですよね。
スマホのマネーハック
今や現代人にはなくてはならないツールであるスマホ。
これを使っていかに楽しながら節約できるかが、スマホのマネーハックのポイントと言えるでしょう。
まずはファイナンスツールとしてスマホを活用しましょう。
- モバイルバンキング
- クレジットカード
- 家計簿
- 電子マネー
- ポイントカード
- クーポン
- オンライントレード
などが挙げられます。
こう言ったものが一台のスマホで出来て、さらには節約につながるわけですね。
モバイルバンキングは若干ですが金利も高かったりしますし、電子マネーなんかはポイント付与が当たり前の時代です。ポイントカードなんかも全てアプリ化してしまえば財布の中身が減って楽になります。
その他にもLINEなんかはかなり優秀です。
会話やスタンプのやり取りをするようなアプリとして利用されている人がほとんどでしょうが、実はお金の問題を解決してくれるツールなんですよね。
是非利用してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】知ることで
その他にも幸せを感じる為のマインドに関するマネーハックや、老後に関するマネーハックなどが記載されており、「なるほど!」と気付きを得られるような内容になっています。
お金は大事です。下手をすると幸せはお金の上に成り立っているのでは?と思ってしまうほどに。
なので是非本書を読んで、お金の「使い方」「貯め方」「殖やし方」を学びつつ、上手にお金と付き合う術を身に付けてもらえたらなと思います。
以上。
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